アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
109
-
凪の膝裏に手を掛けローションを塗った性器を後孔に押し当てると、見る見る凪の目に涙が溜まっていき、凪の呼吸に合わせてぐっと力を込めて挿入していくと凪が歯を食いしばるのが見て取れた。
「...っ......痛いかい?」
「...ち、がう...ハッ、...イきそっ...っ」
恭司が心配し声を掛けると、凪は小さく首を振りそう伝えた。その言葉の通り、中が蠢き収縮を繰り返し蠕動を強めていってる。
進めて平気か聞くと、何度も頷く凪の様子を見ながら奥を目指した。中頃迄差し掛かり、性器の先端が前立腺を捕えた時、ぐっと一気に奥を穿つ。
「 ああっ!!...ふっ、 」
恭司の性器が最奥を穿つと、凪は背を反らせ、後孔を締め付けながら絶頂を迎え、恭司も収縮する後孔に射精感を感じ、それに抗わず凪の中に注ぐ。
「...っ、...ふっ、...っ...一緒にいたいっ」
恭司の温もりを肌で感じ凪は泣き出した。望まないと言ったのに、その想いが涙と一緒に溢れ出して止められない。
それを見た恭司も言わないと決めていた想いを口にする。
「...私も側に居たい。凪、ずっと君と一緒に居たいよ。」
貰える筈の無い言葉が返って来た事に凪は目を見開いたが、途端に腕で顔を覆い、唇を噛み締めて泣き出した。
じゃあ、何で一緒にいられないの、
他には何も望まない何て嘘だ。咄嗟にでた出任せだ。恭司への望みは際限無く溢れて、止まる所を知らない。好きで好きでしかたがないのに。こんなに近くにいるのに。
悲しい気持ちを埋めるようにお互いを貪り合い、何度も達し、既に凪の後孔も恭司の性器もヒリヒリと痛む程だった。
それでも、これが最後かも知れないと思うと何度でも求めたが、凪が意識を手放した事で終わりを迎える。
意識の無い凪の後処理をしていると、これも殆ど日課だったなと思い出し、たかが一ヶ月前の事なのに、なんだか懐かしく感じる。
何時もこの後処理の時に、やり過ぎた事を反省したり、後悔したりしていたが、今日は反省も後悔もない。ただひたすら凪の姿をこの眼に焼き付けたいと思うだけだった。
凪の内腿の付け根に一つ、本人にも気付かれない様に痕を残し、身体を綺麗にしてから寝間着を着せて寝かせると、凪の髪を梳きその額にキスを落とす。
「 愛してる 」
意識の無い凪に恭司はそう言い残しペントハウスを後にした。
ガチャと玄関の扉が閉まる音と同時に凪は嗚咽を上げて泣き出した。
「......っ、俺もっ...愛してます......っ、」
少し前に意識を取り戻したが、帰る恭司の姿を見たく無くて目を開けられないでいた。
聞く者のいない切ない恭司への返事をし、凪は
左手をシーツに滑らせ、そこにあったはずの温もりを探した。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
109 / 160