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おまけ 24
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明け方、隆雄は仕事だからと代行を呼びペントハウスを出て行った。二日続けて殆んど睡眠をとっていなかった恭司はまだ眠っている。少し前に起きた凪は、恭司の寝顔を見て1人悶々と考えていた。
...致したのかなぁ、全然覚えてない。あんなとこにつけちゃっててどうしよぉ...
恭司の首筋に色濃く残るキスマークを見ておたおたする。どう見ても明日までに消える様なものでは無く、Yシャツで隠れるか隠れないかの際どい位置に、見付かれば槇野の機嫌が頗る悪くなると不安になる。
...ちょっと失礼しまーす。ダッハァ!!なにやらかしとんじゃい!!
恭司のパジャマを捲ると、そこにも点々と痕がついている。記憶は全く無いが、ハレンチ極まりない事をしたであろう事はほぼ確定と、羞恥のあまり枕にバブッと沈み込む。すると隣からクスクス笑う声が聞こえてきた。
「寝起きから百面相してるの?」
チラッと見れば恭司が此方を向いて頭を撫でてくる。
...恭司さんは寝起きから貴公子ですね。
実に爽やかな顔をしている。恐らく今自分は、二日酔いの酷い顔をしていると思い、すーっと顔を隠した。
「ふふ、朝の分、してくれないのかな?」
朝晩キスをする。二人で決めた約束だ。けれど現在酷く酒臭く、ハレンチな事をしたであろうと思っている凪は顔を上げずに、後でしますと伝えた。
「...まだお預けする気なの。そろそろ太ったかな?」
恭司は凪の腹回りをさわさわと撫でる。ん、と擽ったさで身を捩る凪を抱え込み、耳元で囁く。
「丸々太った。そろそろ食べ頃だ」
「...あ...ッ」
言うなり耳を食めば、凪から甘い声が上がった。
「...ちょっと待って、...き、昨日、シタんじゃ?」
「シテないよ。私はずっとお預けされてる。もう待つ気はないよ。」
言葉通り恭司は凪の身体を弄る。うつ伏せの背に舌が這う感触に、凪の顎が思わず上がる。
「昨日は凪が沢山痕を付けてくれたから、これはお礼に。」
背中の中頃辺りにチリっとした痛みが走る。凪にはそれが嬉しい反面、少し不満でもあった。
「...ッ....恭司さん、前に、...俺の見える所に付けて、」
「ふふ、可愛いいお願いだね。でも煽ってはいけないよ、だいぶ我慢したからね。辛いと言われても止められなくなる。」
頬を撫でて言えば凪の顔が艶っぽくなる。言葉で無くてもその顔に恭司は煽られて、凪の胸に舌を這わせ望み通り痕を付ける。
「ほら出来た。お望み通りに出来ているかな?」
指先でなぞり確認する様促せば、凪はにっこり笑ってその痕を触った。
「ありがとうございます。...じゃあ、お礼に特技、披露しますね。」
「ふふ、是非。」
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