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5.お風呂は2人で/*青年×学生*
-
*本編に入る前に。
このお話は、3章であったストーキングの続編のお話となっています。
読んでない方は是非そちらから、読んでくださいね!
作者より。
ーー
「あ…あぁ、」
ある少年は、耐えていた。
「…クス、何でこんなにここからこんな、白い液が出てるの…?」
ーその、
男の手が、少年の自身のソコを…
ざらざらとした、その生地越しに擦る感覚に―…
「あ…は、…ん、ああ、ん、や、やめ、」
「うわ…何これ?どうしたの…?俺に触られるのそんなにいい?」
「んん…違、」
「ー俺はさ…、ただ君のこと、洗ってあげてるだけなんだよ?」
「んんふ、…ああ、んあっ」
「…クス。…それだけだというのに君は…
こんなにここ反応させちゃって…
――…君ってすっごく……淫乱なんだね?…」
…びくっ、
ー少年は、その耳元でささやかれた、その自虐的な言葉に対し唇を噛み締めるも、体はその言葉に自分の意志に背いて過剰反応して震え、
浴室ならではのその湿気じみたそれと、お湯の溜まった浴槽からここまで出て伝わるようなその熱の熱さに、…少年は、頬をいつかの時のように紅潮させ、その見知らぬ男を目で少し威嚇するように、鏡越しに睨みつけるしか、
ーなかった。
「…変、態…っ、ストーカー、…ん、さっさと、捕まれ…強姦、野郎、」
「君のそういう強気なとこ、俺、好きだよ」
「…ざけ、んな、!、あ…っ、み、み…舐めんな、…馬鹿、…やめ、かお、離せ……」
「ーでも、捕まらないよ俺は…。-だって俺別に悪いことしてないし…現に今だって…君のこと、気持ちよくしてあげてるだけだし…?」
「ああぁ…っ、やだ、って…、んあっ、…あああ、変態、…へんた、い、」
「フフ…可愛い、やっぱり君は、可愛いね――」
…言って、男は少年の背後から少年の顔を手で後ろへ向かせ、自分の唇を当てた。
あてられた口からは、んっという少年の声が漏れ、狭い浴室にそれは響いた。
…少年に、
その男の行為を止める術は、なかった。
――
数時間前…-
プルル、プルル、プルルプルル、
「ーはい、もしもし」
「あ、…十基君?」
「…-。……は?」
「俺だよ俺…。君の一番の最愛者で、いつも君の一番近くに居るー」
「ーざけんな犯罪者!」
バン…っ、
「……」
………-
ぷるるるるるる、
ービク
「…、…こ、の…」
ガチャ
「…もしもし」
「ーあ、十基君?…あぁ良かった。今俺一瞬電話切られたのかと思ったよ。」
「お前ー、」
「もしそんなことしてたらさー…俺、すごいショックで…もしかしたら、怒ってこの間の十基君の写真、掲示板に張っちゃおうかと思った、はは」
「ー、っ…」
ーそして。
…少年は直感した。
これは、今から言われることは脅迫、なんだとー…。
「……どういう要件だ」
少年は、受話器を強く握りしめて、そこにたたずむようにして
震える口を動かして、-そう、言った…。
ーそして現在…。
「…んんあっ、あああ…っ!、はぁあ、ひ、」
「あぁ…ここね」
「、んんふ…!、ふは、…ああ、うあ、んん…っ、」
”今日は君を洗ってあげようと思って”…そう…男は言ったから、だから少年は裸で、男も裸で、そして、だから…少年は、ーその男の風呂場に居た。
今にある少年とその男の状態を言えば、鏡の真ん前に椅子の上に座りはぁはぁと息を乱す少年と、その真後ろで、普段体を洗うために使用しているタオルを手にし、それでその少年のソコをゆるゆるとした手の動きで洗っていると称し笑う、…その男の姿だった。
男の手に持つタオルは、既に石鹸の泡が何かぬるぬるとした感触に変わり、少年の体は男が手を動かす度にびくびくと摩擦し、抵抗してはいけないそれに足ががくがくと震えた。
そして、少年の手は前回同様ご丁寧に拘束され、少年の下腹部辺りに固定されて身動きが取れず少年はただ顔をうつむかせ、顔を赤に染めていた。
「…あぁああ…、」
少年の甘い声が浴室に響き渡る音に、真っ赤に染まる耳に、男は胸を高鳴らせた。
「気持ちいい…?ん…?」
男は言って、すぐそばにある少年の白いきめ細やかな肌の肩に、首筋に、鎖骨に、口を近づけ舌を出して熱心に這うように舐めあげた。
「あぁあああ…っ!、あぁ…っ、んんあっ、あぁ馬鹿、…バカ、やろ、…あぁあああっ…も、くすぐった、…」
少年は何とも言えないような表情で唇を必死に噛み締め、その男の痴態に耐えた。
お風呂場は、自分の声がこだまして、その声を少年は聞くのが嫌だった。
聞けば聞くほど…自分が男の手によって、感じていることを認めてしまう気がして、男のするその行為が、そんなにいやだと思っていないような自分がいる気がして、それが怖くて…ー
だから少年は、必死に声を抑えながら、ぶるぶると体を震わせ一生懸命それらの刺激に耐え忍んだ。
男に逆らえず、このまま馬鹿みたいに絶頂なんて、絶対に少年は迎えたくなかったのだ。
このまま男の思いどうりになるのは、いくらなんでも少年にとって、しゃくでしかないことだった。
「あ、あぁあ…、はぁ…っ、んひっあああはっ…」
ーでも。
男の手は、容赦なく、
あいている片方の手で胸の突起部分をつねり、同時にソコもゆるゆると動かし、少年は声を上げずにはいられなかった。
かぷり、かぷりと鎖骨辺りにかみつくようにしてくる男のその感触も十分なほどに少年の体を刺激させ…、その動かせない両手に、少年は体をむずむずとさせて、男からかろうじて離れるような些細な行動をして身をよじらせた。
けれど、その数センチの距離が離れたところで何の効果もなく、そういった行為は逆に男の中の何かを上げてしまい、少年のソコをタオル越しに握っていた手が徐にぎゅうっと力を入れた。
少年はたまらず悲鳴のような声を上げ、体を痙攣させた。
浴槽に溜めた湯の熱さが充満して、頭はくらくらとして、体はびりびりとした何かに震え、後ろから男により胸の辺りに手を回されるそれに少年は体を支えられているようだった。
でも、後ろから腕を回され、男と少年の体は密着したせいで少年のお尻のあたりに男の熱く硬くなったソレが当たり、少年はびくびくとしてまた体を震わせる。
「…い、イれん…の?」
鏡越しに怯えた表情で言った少年に向かい、男はにこりと笑う。
「どうしようかな…?」
言って、背後でそれを少年に男は押し付け、再び怯えた顔をする少年を鏡越しに見て男は自身のそれが大きくなるのを感じた。
「…あ、あぁ…入れな、で…お願、俺…」
そして懇願する少年のその顔もさらに男の欲情を高める一方で…-。
「可愛い…さっきまで強気だったのに急に怯えちゃって…-」
そうしてそれは…、
「でもさ、君にお願いなんてする権利…あると思ってるの…?」
…びくっ
……そうしてそれは、男の最初から持つそのサドな部分を引き起こす、所謂引き金になってしまったようでー。
男は、
「ーじゃあ立って、そこの壁に両手ついて、お尻をこっちにあげて」
そう言って男は少年の手首のひもをしゅるりと解くと、ささやくようにして笑って少年を見るのだった。
「あ…ヤダ…俺、い、やだ、…」
ぶんぶんと首を振る少年。
「…ふーん?なら、いいんだけどね…?、君がそれで本当にいいならの、話だけどー」
びく
ー「いい画が撮れたよ…」
…っ、
少年は悔しむようにして唇をかみ、その椅子からゆっくりと腰を上げた。
そうして、壁に男に言われたように手をついて、少しだけ極力お尻を上げた。
「…もっと高くあげないとだめだよ?」
子供をあやすような声に少年はカッと頬を赤らませながら、びくびくと恐怖で震える体を無理やり高く上げてぎゅっと目をつぶった。
「…うん、可愛いね。いいかんじだよ。…ここはまだイかないのかな…?」
「…!」
そして突然、ぎゅっと再びソコを片手で握られ、少年はつむっていた目を大きく見開き声にならない声を上げる。
「…限界なんだ?ここー」
「…うっせ…触んな変態…」
「ーその変態にこんなにここ硬くさせて今すぐにでもイキそうになってる君は何なの?」
「、…お、れは」
…俺は…
「…素直に認めたら?君はただの淫乱で、…まったく見ず知らずの男に触られてもたっちゃう変態なんだって…さ、」
「…そんなんじゃー!」
ズブッ…!
「、あぁぁああああ…!、」
瞬間少年は体をのけぞらせ、痛みか快感か分からないそれに口から唾液を垂れ流しながら耐えた。
「ああああ、痛っ…!、無理、…むり、いや…、抜いて…お願い、ああぁ、痛い…」
「大丈夫…。すぐ気持ちよくなるから…ね?」
「あぁああ、やだ、むり、…んんも、…離して、…抜いてぇ…ああああああっ!」
「…だからさ…俺、そういうの、大好きなんだってば…ごめんね?十基君ー…」
その少年の悲痛の姿に、声に、男は良心を傷めるどころかますますそれを加速させて息を荒げた。
少年のその熱くなった締め付ける中に自身のまた熱い大きいものを入れ、男は少年の腰を持って容赦なく突いた。
ー少年と男が果てるころには、そのせっかく溜めたお湯もすっかりぬるくなり、その先ほどの熱さは嘘のように…一気に何処かへ消え失せてしまっていた。
「あぁあああ…ああ……、」
少年は、疲れ果てたかのようにその場へ倒れこんだ。
体はまだびりびりとして痙攣して、息が熱かった。
…俺、何やってんの?何してんの…?
こんな、こんなとこでこんな格好して、こんな姿さらして…-
俺は一体、何をしているんだろう…
放心状態の中、少年はそんなことを頭に思って、勝手に目から…涙が頬を伝って流れた。
少年は、自分自身が何に悲しんでいるのか分からなかった。
…けれど、本当に自分がすべきだった行動はこれで正しかったのか問うと、違う気がして、合っている気がして、
でも
カシャ…ッ
「………強気な子が泣いてる姿って、なんか…ゾクゾクするよね……」
…ただ、この男からは逃げられないのだと、
少年は、薄れゆく意識の中に映る、こちらを上から見下げる男の姿を見て、
男の手に、口に、…ソレによって麻痺してしまった体を少年は何も動かせないまま、
無心に出る涙を止められないまま…
それだけは…そう、何故かもう…本当は前から、…確信していることだったー…。
完!!
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