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8.監禁生活 /*束縛大学生攻め×キレイな男受け*
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「あぁあ、んん…はぁあっ」
ーある部屋で、女の声と間違えそうなほどの甲高い声がこだまする。
「…フ、相変わらず淫乱だな…?類(ルイ)…」
その白い肌と、整った顔がゆがむ様に、ある大学生の男ー白石 響(シライシ ヒビキ)は、高まる内の欲望を感じながら口の端をにやりとして上げた。
ー男の…類の恰好はベッドの上でたくさんの縄に拘束されており、その体は裸だった。
胸の突起部分に固い縄が食い込み、ソコを縄でイかせないようにされ、類は体を痺れさせ、目の前の男、響に助けを求めるように顔を向け生理的な涙を浮かべる。
白い肌に、黒い艶のある髪、赤い唇は映え、類の体は、容姿は、最早商品として売れるほどに、きれいであった。
羞恥的な格好も、類だからこそこんなにも似合って、こんなにも響は欲情してしまうー。
「誰にも触らせるな…?類――」
涙を流す類の頬にそっと手を添えて、拘束したその行動とは裏腹にあまりに優しいキスを響はして、
それに類の心は戸惑いながらも、その優しい唇に答えるようにして類もまたー
身を委ね、甘い声を上げるのであった。
2人のことを説明すると、まず響は近くの大学に通う大学4年生で、
対して類は、社会人であった。
2人に出会いなんてものはなく、ただいつの間にかこういうことになっている…と言った方がまずまずは正確といえることだった。
類は放浪としていて、
響は類の容姿を気に入って拾って自分のモノにした。
ただ、それだけ。
それだけの、関係。
ーそうして、…そんな2人は今、同居している。
いや…同居しているというよりは、類は響により監禁されている、といった方が合うだろうか。
というのも、社会人というのに類は働かせてもらえず、響の命令で響のアパートに響が帰るまで、ずっと拘束された状態のまま居させられている…という、事実があるからだった。
「ー類、俺今日午前には帰るから」
「…あ、うん」
あわただしく用意をする響に類は両手を逃げられないように吊るされた状態で控えめに頷いた。
「ご飯は、テーブルの家にあるから、もし腹減ったら食べといていいから」
繋がれたこの両手首の鎖で、どうやって食べればよいのだろう…?と、その言葉に疑問を持つ類だったが、それを問うことはできずばたばたとして出ていく響を類は、見送るしかなく一人残された静寂の空間に類は静かに目を閉じて響が帰るのを待つしかなかった。
…類は響を好きなのかは分からなかったが、自分をこうしてここに置いてくれる響に尽くさなければ、自分の居場所はないということだけはわかっていることだった。
彼にどれだけ酷いことをされようと、時折見せる彼の優しさに類は愛されているのだと無理やりそう言い聞かせここまできた。
彼が愛しているのが、自分の体だとしても、この顔だとしても――
類は、ただ身を委ねる他なく。
ただ従順に…彼の指示に従い続けて、今日もまた響を待ち続けベッドの上に拘束され座ったまま、昨夜の彼の手の感触と自虐的な言葉を思い出して
類は体をびくびくと震わせるのであったー。
ガチャ
「ただいまー」
響は、その何重にもロックされた扉を開いて、いつものように最初に類の姿をすぐ確認した。
「…よかった、居た」
ベッドの上で横たわりすやすやと眠りにつく類を見つけ、響は安堵のため息をついてその黒い髪の毛を軽く撫でた。
ン…と瞬間漏らす甘い声に、それだけで響は腰のあたりがうずうずとして、それだけで響は類に欲情した。
「よくこんな格好で寝れるな…?」
眠っている類の耳もとに口を寄せささやくと、類は体をびくつかせ甘ったるい声を出した。
横たわっている類の両手首は拘束したまま上にあげられ、体のあちこちを縄できつく縛られていてゆっくり寝るのも困難な様子だった。
響は、自分でしたことながら少し良心が痛み、きれいな顔をした類の目元にそっと口づけをした。
「…ごめんな。…でも、お前を俺は、どうしても、…手放したくないんだー」
類から離れ響はつぶやくようにして罪悪感から逃れるようにしてそう言うと、ほんの少しだけ縛り付ける縄の強さをゆるくしてから、もう一度頭を撫で、その場から去った。
類を好きなのか、ただ容姿が好きなだけなのか、それは今の響自身にも、
分からないことだった。
「ー類、ご飯できた」
響はエプロンを外し、机の上に完璧な昼食を用意し、横たわる類に言った。
「ンン…」
類は、そんな響の声にうっすら目を開けゆっくりと体を起こした。
目をこすろうとしたが両手首が上にあることに気付いて、類は暫しベッドに座ったまま先に立つ響をちらりと見つめた。
「、あぁ、悪い…手縛られたまま食べれないよな」
しばらくして響は類の言いたいことに気付き、慌てて上にあげられた手首の鎖を取ってついでに体に絡みつくように縛られた縄を解いてあげた。
「…ありがとう」
すると、それだけでいつものように類はそう言って響に対してほんの少しだけ微笑んだ。
ーご飯を食べ終えると、類はまたすぐさま手首を縄で拘束された。
響は空になった食器を片づけ、すべてのことを終えると、ベッドに座る類の隣へ座った。
「類、今日はご飯美味しかった?」
ただ手だけを拘束された類だったが相変わらず体を身に着けるものはご飯中も、今も何もなく、類はソコだけはと少し足で隠すようにしてから、響の質問に答える。
「…う、ん、美味しかった」
「本当?嬉しいな」
言って、響の手がすぐ隣に座る類の横顔へそのまま手を伸ばし頬を触り、類の体がびくんと反応する。
響の手はそこから首筋をそっと沿うように撫で、首元にある首輪を触った。
「…ん、響、」
それだけでびくびくと体を震わせ類が隣に座る響に顔を向けると、すぐ近くに顔があって瞬間響によって唇をふさがれる。
「んんふ…っ、ぁあ、ひび、き」
強引に押し付けられる唇に抵抗できないまま、類はそれを受け入れる。
咥内へはいってくる求めるようなその舌にびくびくとして類も舌を出すと、その舌に吸い付かれるようにして呼吸をできなくさせられる。
「…類…類、」
「、んんは、…はああ、んんふ」
「俺いなくて…さみしかった?」
「…、んっ、う、んっ…さみしかっ、た…んん」
「ー類…俺…俺はずっと…お前に…こうして触れたくて、触りたくて…たまんなかったよ…ずっと、ずっと…-」
たかだが3時間ほどしか類に離れていなかっただけなのにー
響は類を見つめ、その乾いた体を潤すように、類の体を欲しその肌に、唇に理性をなくし、溺れた。
ー二人は、互いに支えられ生きていた。
いつからか分からないけれど、確かに響は類を必要としていて、類も響を必要としていた。
それがどんな矛盾した理由であろうとー、2人は互いを、欲していた。
響は、類をベッドへ押し倒した。
類の両手は前で一つに拘束され、上に響が覆いかぶさりびくびくとした。
響はそのままお腹を空かせたようにしてかぷっとその類の白い鎖骨に歯を立て、胸の突起部分をはじき、熱心に舐めた。
類は、響のする一つ一つのことに一々反応しては声を上げた。
撫でられるもも、舐められる下腹部。
既に類の自身は反りたち、甘い液を垂れ流した。
「…類、変態」
「、うう、ちが…っ、だって、だっ、て、響が、」
「俺が?…俺が、何…?」
「あぁあ、ひ、びきが、…あぁ…っ、響が、…こんな、あ…っ!、舐め、たり、…触ったり…する、からァ…っ」
息も絶え絶えに言うと、響はそれを聞いて嬉しそうに口端を上げた。
「…ふーん?俺のせいで、類、こんなになってるんだ…ココ?」
言って、きゅっと軽くソコを響の手に握られ、類はあぁああ…!と一際甘い声を出した。
「あぁああ…響…駄目…おれ……あぁ、は…ソコ…ダメ……」
頬を高揚させ言う類は、何とも愛おしく響はそのままソコをねじりつぶして類を壊したい衝動に駆られ、それをぐっと抑えた。
代わりにソコを上下に擦ってやって、響は上から下でその刺激に声をだし涙を流す類を見つめごくっと唾をのむ。
そのまま片方の手で類の穴に手をやると、びくんと類の体が震え響を見つめる。
「…え、…イ、れるの?も、う…?」
その問いに、響は何とも言えない可愛らしさを感じてしまい、指をズッとそのまま穴へと差し入れる。
「、っんん…!、ひ、ん、あ、、ん…っ」
入れて出してを繰り返すと、類はそれに合わせ声をだし、体を震わせ響を見つめた。
その響に向けられるうるうるとした類の目に、響は反らせないまま類を犯し、指で奥まで類の穴を突き続けた。
響によりソコを撫でられ、穴を指で刺される刺激に類は息を乱し声を出し続けていた。
「…あ、はぁああ…ん、…」
指を抜かれると、類は口から唾を流し顔を横にしてベッドに銀色の唾の小さな水たまりを作って顔を高揚させてはぁはぁと息を乱し、ソコと穴から出る白い液体を響にさらけ出すようにしてびくびくとさせた。
そのきれいな類から溢れ出る液に、響は再び喉を鳴らし、自身のモノを類の穴にあてがった。
「…類、お前の本当に欲しいもの、やるよ――」
類の顔をまっすぐに見て響はそう言って、ぐいっと類の腰を持ち上げてからソレを突き刺した。
類は、その熱いソレに悲鳴じみた快楽の声を上げ、まるで真珠のような透明なきれいな涙をこぼし、最中に響、響と無意識に言う類の言葉に響は、さらに速度を増して、類を何度も突きあげるのであったー
目を覚ますと、もう夜だった。
「ー類、ご飯食べる?」
ベッドで上半身を起こすと、響が近くに来てそう言った。
類はそれにこくんと頷くと、響は類のためのご飯をベッドまで持ってきて一口スープをスプーンですくうと類の前に持って行った。
類は戸惑った。
「…あ、…ひび、き、俺…食べれる…」
控えめにおずおずとしてそういうと、響はにっこりとして笑った。
「知ってる、そんなこと」
「…、だったら…なんで…?」
「食べさせたいの、俺が」
「…え?」
「…類、口開けて?」
類に、拒否権などいつも存在しなかったから類はそれを受け入れた。
ぱくりと差し出されたスプーンを口に含むとコンソメの利いた少し濃いめの味が口に広がった。
「美味し?」
「、うん、」
少し頬をピンクにして答えると、よかったと響は笑った。
類は、響のこの笑顔が何より好きだった。
意地悪そうな笑顔でもなく、傲慢に笑うあの顔でもない、この、純粋な笑顔がー。
「類、次何食べたい?」
「、ご飯…」
言うと、再び響は類の口元まで運ぶ。
でも、響はすぐそばで自分のすくったそれにもぐもぐと口を動かす類に我慢できなくなって頬にちゅっとキスをする。
びくっとそれに反応する類を見て、響は満足そうに笑った。
それは、この肌に、頬に、唇に触れるものは俺しかいないのだという異常なまでの独占欲からだった。
本当に類自身を響自身愛しているのかは分からないー
だけれど、
類を誰の手にも、誰の目にも侵したくないと、
それだけは強く思うことだった。
「類、…類はずっと、俺ので居てくれるよね…?」
耳元でささやかれる甘いその声に、類は小さく、
「うん…」
と類もまた響に溺れ、その優しい口元に自身の唇を寄せるのであった――
そして、今日もー…
「じゃあ、行ってくるから。類」
「うん、」
翌日も、
類はいつものように拘束された手と付けられた首輪をして、これから出かける響をさみしそうに見つめた。
響はそんな類を見つめ、軽くちゅっと類の額に唇を押し付けてから、顔を離した。
「そんな顔すんな…?また、すぐ帰るから…な?」
宥めるように響はそういって、なでなでと類の頭を撫でた。
類は、それにこくんと小さくうなずいて、それにくすぐったそうな顔をして答えた。
それを見て、響はフ、と優しく笑うと、類から手を放し玄関へ向かった。
出かける寸前、響が裸のまま縄で手と足ををきつく拘束された類を見て、
「じゃあ、行ってくる」
そう言って、扉を何重にもロックしてコツコツと足の音を響かせながら類から去って行った。
「…あ、はぁ…」
類は、いなくなった響にいつものように無性にさみしさを感じて拘束されたまま一人目を潤ませた。
しかも、今日は響は午後4時頃にならないと帰ってこないらしい。
類は、静寂の中で何度も何度も響の名を呼び、あの響の手の感触をよみがえらせ、時間をつぶすー。
「…響…響……」
響のことを思い出すだけで立ち上がるソレに、事前にきつく縛られていた縄が食い込み、イくことは許されない。
触りたくても手も縛られていて触れない…。
類は何をするのも響の手によらなければ不可能だった。
「…んぁ、…響、ひび、き…」
狂ったように類は一人響を求め続けていた。
響以外、解放してもらえる人物は思い当たらなかった。
響以外、ここ数か月人というものと類は接触したためしがなかった。
――つまり類には、…もう響が、この世のすべてになり変わってしまっていたのだった……
そうしてそれは…-
「……類、今頃どうしてるかな…?フ…」
全ては
響自身の
思惑通りにしか、
過ぎないこと――
ー口端を上げ、アパートの一室を見上げた男は今ある男の姿を想像し、楽しそうに、
笑った。
完!
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