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震える
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「やぁ、あぁっ、んンっ、も、だめぇっ、で、ルぅ、うッッ」
手でも追い上げられ、結局耐えきれずに恥ずかしくなるほど声を上げながら、アキラの手の中に熱を放出する。
吐き出したはずの熱は下がることもない様子で、ただ荒い息を吐く。
「・・・ツラいのわかってるけど、続き、させて。最後まで、させて」
切なげな表情を浮かべながら言われれば、頷くしかない。アキラに抱かれる覚悟はできている。
なんとなくはわかっていたが、後ろに手を伸ばされた瞬間にビクッと体が強張る。
「ちょっと、冷たいかも」
パチッと何かの蓋を開ける音がして、続いてヒヤッとする液体がアキラの指と共に後孔にめり込んできた。
「んーッ、あああッ、嫌ッ、やめッ」
痛みがあるわけではないが異物感に恐怖を覚え、身を捩る。
「力、抜いて。深呼吸しろ」
はふはふと必死で息を吐く。目の前が霞んで見える。どうやら泣いてしまったようだ。
「そう、そうやって呼吸は止めるな。もうちょいだから。もうちょい我慢してくれたら、気持ちヨクなるから、な」
我慢、呼吸は止めない、力を抜く。アキラの言葉をバカみたいに頭の中で繰り返す。その効果なのか、知らぬ間に後孔に入った指は二本に、そして三本に増えていく。
異物感にも慣れ、少し余裕も生まれ始めていたが、アキラが指を動かし始めた途端に、その余裕は吹き飛んだ。
「やぁん、きゃあ、ふぅっ、んンっあーッ、あっ、なに、やだぁ、やぁッ」
まるで女みたいな声だ。真っ白な頭で、過去に付き合いで見せられた安物のAVを思い出す。
「よかった、気持ちヨクなってくれた」
嬉しそうなアキラの声を聞きながら、これが気持ちイイってことか、と頭の隅で納得する自分がいる。身体中至るところが凄まじく熱く、奥から涌き出てくるようなうねりを感じる。頭が真っ白になるような、蕩けるような。
これを知ってしまえば、知らなかった頃にはもう戻れない。
ひたすらに、淫らな嬌声を上げる。
「そろそろ、いいかな」
アキラの指が出ていく。それを引き留めようと後孔を思わず締めてしまい、羞恥で死にたくなった。
「エロ・・・。ゴム着けるからちょっと待ってね」
案の定、アキラに気付かれ、からかうように口付けられる。
少し、腰を上げるよう促され腰を浮かせると、大きな枕を挟まれ、余りの体勢に羞恥が更に増す。
「リョウ、オレのモノになって」
アキラの熱いモノの先が後孔に沈んでいく。
「あぁーーーーーーッ」
指とは違う圧迫感に、また涙がこぼれた。痛くはないが、苦しさから声が止まらなかった。
ゆっくりと全てを沈みこませたアキラは動こうとはせず、ただ俺の顔を愛しそうに見つめていて。そんなアキラが心の底から愛しいと、必死でアキラに手を伸ばした。
「リョウ、愛してる」
「・・・お、俺もッ、ぁいして、るッ」
誓いの口付けのように、そっと触れる唇。喜びに体が震える。
それを合図にするように、アキラがその身をゆっくりと動かし始めた。
「あうッ。ハッ、ハッ、ん、ふぅ
ッ」
アキラが緩やかに腰を打ち付けてくる度に、堪えようもない声が吐息と共に溢れてくる。
ぐちゅ、と水音が混じるのは、アキラが使った液体だけでなく、俺のモノから溢れでる透明な雫も混じりあっているからだ。
イきたい。決定的な刺激が足りない。もどかしさから体をうねらせると、無意識に後ろに入ったアキラを締め付けてしまっていたようだ。
「うッ、キツっ」
アキラも限界なのか、緩やかだった注挿が激しさを増し、ただ揺さぶられるまま、はしたない声を上げ続ける。
「やぁッ、あんッ、あンっ、ぁあんッ」
ぱんぱんと肉がぶつかる音。ぐちゅぐちゅ、と響く水音。俺の高く甘えるような淫声。全てが快感を更に煽る。
「もうッ、だ、めぇっ、イっちゃッ、あぁぁッ、ゃあーッ」
目の前が真っ白になるほどの快感に全身を震わせながら、俺は、欲望を吐き出した。
「やべッ、締まるッ」
自然と後孔を締め付けてしまい、アキラのモノが極限まで膨れ、大きく抉るように腰を打ち付けて、一番奥でアキラも熱い欲を迸らせた。
薄いゴム越しに、熱い奔流を体の奥に感じながら、幸福感に包まれて、俺は、意識を手放していた。
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