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体が熱い。ずっと荒かった呼吸が、もっともっと荒くなる。酒に酔ったみたいにボーッとして、考えが回らない。
「体……熱い、です」
うわ言みたいにそう言うと、「クスリのせいだろ」って言われた。
「ウェルカムドリンクに媚薬入ってっかんな」
羽部さんはそう言って、投げ出してたオレの両膝を立てさせ、ぐいっと押し開いた。
何もかも丸出しの格好になっちゃって、カーッと顔が熱くなる。
ウェルカムドリンクって、このフロアに入って、最初に渡された飲み物のことかな? 甘めのワインだと思ってたけど。
媚薬って、やっぱりみんなでえっちするため?
じゃあ、オレは……?
近くにあったテーブルの上から、羽部さんが赤いボトルを手に取った。
「このローションは特性だかんな。ヤミツキになんぞ」
くくっと笑いながら、立てた膝を舐められる。
スネからヒザ頭にねっとりと舌を這わされて、同時に丸出しにされてる穴を、濡れた何かがくすぐった。
「あっ!」
声を上げた直後、固い何かが穴につぷっと挿れられる。
異物感に耐えようと目を閉じると、横に誰かがどさっと寝た。誰かって、それは勿論羽部さん、で。
オレのお尻に指を1本埋めながら、羽部さんは、空いた手でオレの頭を撫で、顔を寄せた。
3回目のキスに、おずおずと応じる。
その間も羽部さんの右手はオレのお尻に伸びていて、穴をゆっくり拡げてく。
そのうち異物感だけじゃなくて、中がじわっと熱くなってきた。
「ん、ん……っ」
ぎこちなく舌を絡めながらうめくと、キスの合間に「いい声」って言われた。
「効いてきただろ? すぐに、欲しくて欲しくてたまんなくなんぜ」
欲しくなるって、何をだろう? その答えは、じきに分かった。
「あっ、ううっ」
うめきながら、無意識に腰が揺れる。熱くて。かゆくて。
胎内に埋められてる指が、2本、3本と増やされる。赤いボトルの中身を塗り込まれて、その塗り込まれたトコがじんわりかゆい。
キスにも集中できなくなって、ゆるく首を振ると、羽部さんが耳元でくくっと笑った。
「どうだ?」
って。そんな風に訊かれても、困っちゃうよね。もうずっと赤くなりっぱなしの頬に、更に熱がこもる。
と、不意に胎内を探ってた指で、くーっと何かを強く押された。
「っ、あああーっ」
向こう側まで突き抜ける快感。叫び声とともに、勃起してた陰茎から吹き出すように射精した。
ガウンが、って思ったけど、構っていられない。
がくんと全身が脱力して、ぼうっと意識が混濁する。ふわっと頭を撫でられる。
「は……」
はべさん、と唇だけで呼んで、オレは目の前の身体に縋りついた。
「熱い、です」
上ずった声は、自分のものじゃないみたい。
4回目のキスは、なだめるようにちゅっと軽く。そして羽部さんが、ヒジを突いて起き上がった。
閉じてたヒザを割り裂かれる。
ぐいっと押し開かれると、指の抜かれた穴がひくっと震えた。
そこに指よりももっと太くて固いモノが押し当てられて、はっと息を呑む。
今から何するのか、何をされるのか、いくら経験がないオレでも、さすがに分かった。
ローションをたっぷり塗り込められた穴が、じわじわと熱くて、たまんなくかゆい。
そこに、焦らすようにゆっくりと、太いモノが埋められる。
裂けるかってくらい太くて大きくて、やっぱり怖かったけど、ローションのお陰か媚薬のせいか、痛みはなかった。
でも、やっぱり悲鳴が漏れた。
「うあっ、あああー……っ」
恥ずかしげもなく叫ぶことができたのは、多分大音量の音楽のお陰だ。
ズン、ズン、ズン、ズン、と重低音が響く店内。メロディラインを追う余裕はとてもなくて。
オレの腰をぐいっと引き寄せ、深いとこまで串刺しにして、羽部さんが覆い被さって来た。
男らしく整った顔に笑みを浮かべて見下ろされ、全身にビリッと電流が走る。
羽部さんが、はあ、と熱い息を吐きながら言った。
「挿ったぞ」
はい、と応えたかったけど、上ずった声しか出なかった。
彼の腕に囲われたまま、ゆっくりと揺らされ始めて、そのたびに声が漏れる。
「う、うあ、ああっ、あっ」
視界がぶれるくらいの激しい揺さぶりに、腰や背中が悲鳴を上げた。でも辛くない。
粘膜がこすられて、熱くて気持ちイイ。
ローションに与えられたかゆみが、激しくこすられて消えて行く。
痛いかも知れない。でも、気持ちよかった。
「ふああっ、あっ、は……」
はべさん、と声を出さずに呼びかけて、広い背中に腕を回す。
ガウン越しにも、筋肉質のたくましい体がよく分かる。
プロの1軍で活躍する、1流選手。でも今は、名前も肩書きも関係なくて。彼と誰より近いとこにいて、抱き合って、揺さぶられてる。
体にリズムを刻まれてる。存在も、深く。
キスされてる間も、抜き差しはやまなかった。
「んっ、ん、んんっ、んっ……」
羽部さんの動きのままに喘いで、必死で縋り付き、舌を受けた。
上も下も繋がると、気持ちよすぎて気が遠くなりそう。
体が熱くて、溶けそうに濡れる。
媚薬のせい? それとも羽部さんのせい?
もっと、もっと、ってねだりたくなるのは、やっぱりローションのせいなのか?
「イイな、お前。スゲー善い」
耳元で囁く甘い声。
緩やかな抜き差しを受けながら、首筋に舌を這わされる。
平らな胸を撫でられ、イタズラにきゅうっと乳首を捻られて、たまらず「ああっ」と悲鳴を上げる。
「はあ、キツ……」
掠れた声で羽部さんが言った。
「ヤベェ、病み付きになりそう」
ぼそりと呟かれたセリフが、なんでかスゴく嬉しくて――。
「オレ、もっ」
たまらずしがみ付き、彼の首筋に吸い付いた。
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