アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
蓮斗式マッサージ
-
まさか、と思った矢先。
肌を滑るようにして腿の付け根まで伸びてくるその手のひらはやわやわとその筋肉を解すように揉んできて。
生々しいその指の動きに、上からのし掛かってくる体重に、日頃の行為を思い出してしまわずにはいられない。
「やっ、どこ…ッ」
「晶、すげえ体かてえからマッサージで柔らかくしてやんの」
「そんくらいでどうにもならねえからって、おい、ばかっ」
このままではまずい。
直感でそう悟った俺は、慌てて下半身に伸びる蓮斗の手を振り払おうと体を捩るが、ベッドへと押し付けられた体は思うように動けずに。
それでも逃げようとジタバタする俺は宛らまな板の上の鯉かなにかだろう。
逃げられるはずがないと分かっているのに。
「っぅ、んんっ」
瞬間、腿の裏の筋を押され、全身がびくりと跳ね上がった。
自分でも理解できないくらいのその強い感覚に一瞬確かに思考回路が飛んだ。
そんな俺を見逃さなかった蓮斗は、執拗に腿の裏を指で揉みしだいてきやがる。
「んっ、ぅ、うう…ッ!」
「…あー、そーいや晶、足弱かったっけ」
必死に漏れそうになる声を堪える俺に呑気にそんなことを口走る蓮斗には怒りを覚えずにはいられない。
こいつ、分かっててやってるのか。
どうせそんなことだろうとは思っていたが、流石に、これはまずい。
だって、カーテンの外には他にも休んでいる生徒が居るかもしれないんだ。
なのに、こんな。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
15 / 24