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犬みたい
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「だっ、だめ、れんと、やめろって」
足を動かし、やつの手を振り払おうと試みるが絡み付いてくる華奢な指先は更に強く腿に触れてきて。
「だめだって、ちゃんと全身解さないと」
俺から手を離すどころか、そんな俺を愉しむかのように指を進めてくる蓮斗にもう怒りを通り越して呆れるしかない。
まさか、ここで最後までするつもりではないだろうか。
まさかそんなこととは思うが、こいつの場合そのまさかそんな奴なわけで。
「っく、ぅんん…ッ」
足の付け根を上がり、臀部まで伸びてきたその手にぶるりと下腹部が震えた。
動けば動くほどベッドが軋むというのはわかっていたけど、それでも、このまま大人しくしてる場合ではない。
腰を持ち上げられたかと思えば円を描くようにケツを揉まれ、なんだか居た堪れなさとくすぐったさと恥ずかしさ諸々で顔から火が吹きそうだった。
「やばいって、れんと、も、やめ…っ」
「ん?ここが気持ち良いの?」
そう言って、開かされた股ぐら、衣類越しに割れ目をなぞられた瞬間腰が震えた。
そんな俺に蓮斗が小さく笑う気配がして、慌てて体勢を直そうとバタついたが、がっちりと掴まれた腰では逃げることすら出来なくて。
「ふ、んぁあ…ッ!」
股の下、差し込まれた蓮斗の手に思いっきり前を揉まれた途端、頭の中が真っ白になって。
ハッとしたときには時既に遅し、声を抑えることを忘れていた自分に気付いた俺は全身から血の気が引いていくのを感じた。
「…っ」
「なに、今の声。犬みたいで可愛い」
そんな俺に、同様少し驚いたような顔をした蓮斗。
真っ赤になって硬直する俺をフォローしてくれているのだろうかと思ったが、「もっと聞かせて?」と鼻息荒くするやつに今度は別の意味で青褪めるハメになるわけで。
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