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カーテンで仕切られた世界
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「ばか、ばかぁ…っ!お、っお前のせいだ……!」
「とかさ、そんな目で見詰められても勃起しかしないんだけど」
反省するどころか、目を細める蓮斗の頬は僅かに赤くなっていて。
その目が据わってることに気付いた俺は、まさかまさかと下半身をまさぐってくる蓮斗の手をばしばし叩くが離れるどころかその指付きは一層生々しくなって。
「っふ、ぁっ」
徐ろに、膨らみ始めていたそこを指でなぞられ、ぴりぴりと小さな電流が背筋に走る。
どうしても、ダメだ。男の急所というからにはどこよりも敏感なその部分に集まった神経は触れられているというだけで反応してしまう。
「やだなー晶ってば、マッサージしたそばから硬くなっちゃってんじゃん」
やり過ごそうとする俺の意思に反して先程よりも硬くなったそこに、満足そうに微笑む蓮斗はやわやわと掌全体で揉みしだいてくる。
「晶のエッチ」
背後、降り掛かってくるその声に言葉にたまらなく、恥ずかしくなって。
蓮斗の手の動きに合わせてびくびく震える下腹部を押さえ込むことも出来ず、かといってその癖の悪い手から逃れることすらもできず。
「ぁっ、そ、っそれは、お前が…ぁ…っ」
「俺の手、そんなに気持ちいい?うわ嬉しいなー」
「っあ、やめろっ、蓮斗っ」
「何言ってんの。ちゃんと全身解さなきゃいけないだろ?」
「ここも」と、撫でくりまわしていたその指先にぎゅっと力を加えられた瞬間、頭の中が真っ白になった。
「ふっ、ぅ、ぁあ…ッ!」
それどころか、絶え間なく与えられるもどかしい刺激に腰が動く。
少しでも快感に流されそうになるのを堪えようとシーツを掴むが、余計ベッドが軋むばかりで。
仕切られた密室内、すぐ側で聞こえる蓮斗の呼吸のせいかここが二人きりの空間だと勘違いしてしまいそうになって。
「すっげえガチガチ。こんなになっちゃったらさぁ、キツくねえ?…脱ぎ脱ぎしよっか」
同様、二人きりだと勘違いしているのか、そもそも周りなんて気にしていないのかどちらかであろう蓮斗の言葉に俺は耳を疑わずにいられなかった。
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