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当てにならないもの
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「れん、とぉ……っ」
唇が触れ合い、そのまま下唇を優しく噛まれればぞくぞくと背筋に甘い電流が流れ、四肢の力が抜け落ちそうになる。
蓮斗の腕に腰を支えられ、そのまま深く唇を貪られた。
「んっ、ふ、ぅ…っ」
息が出来なくて、それでも流れ込んでくる熱は心地よく、体に力が入らない。
蓮斗の肩を掴み、縋るようにしがみついた。
唇から頬、耳へと唇が辿る。
湿った熱い舌で耳を舐められれば、強張った全身がぞくりと震え上がった。
「ほんと、晶って耳弱いよね」
耳元で囁かれ、脳へと直接伝わるその声、その熱、その振動に息が乱れる。
きゅっと目を瞑り、赤くなった顔を隠すように俯向けば、「かわい」と呟く蓮斗に顎を掴まれ、そのまま耳朶に舌を這わされた。
「っ、ぁ、ちょ、だめ、れんと、遅刻しちゃう…」
軟骨の凹凸をなぞられ、くちゅくちゅと濡れた音が頭に響く。
熱い吐息が吹き掛かり、頭がクラクラしてきた。
なけなしの理性を振り絞り、なんとか蓮斗に頼み込んだ。
しかし、
「大丈夫だって、すぐ済ませるから。ね?」
お願い、とでも言うかのように臀部に擦り付けられる硬い感触に、なんだか泣きそうになる。
しかし、腰を掴む手は力強く、本気で俺を開放しないつもりなのだろう。
こういう時の蓮斗のすぐは当てにならない。
わかっていたけど、焦れ、物欲しそうなやつの目を見てると、約束した手前、強く出ることが出来なくて。
「…一回だけ、だから」
押し出すように、そう呻れば背後で蓮斗が笑う気配がした。
「わかってるって」
そう言って、蓮斗は俺の制服に手をかける。
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