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悩みの種
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当たり前のようにずかずかと入ってこようとして、ベッドの側に立つ先客に気付いたようだ。
心の姿を見つけるなり、「…って、あ」と露骨に蓮斗は足を止めた。
それは、心も同じで。
「……」
「なんだ、心君来てたんだ」
「……別に、もう戻るんで」
止める暇もなく、心はそのままカーテンを潜り空間から出ていった。
心の、蓮斗へのあからさまな拒絶は今に始まったことではないが、やはり、兄の俺からしてみたら悩みの種でもあった。
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