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近づいた距離。【先生目線】
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藍がぼろぼろと大粒の涙を流していて、それを拭いながら話しを続ける。
「俺は今更、怖くなったんだ…
お前を抱いたらもう…離してやれなくなる…
母親に似て、俺の愛も重いんだよ、嫉妬深いんだ、これでも。
執着するし、追いかけるよ。
…逃げるなら、今のうちだぞ…?」
藍は首を横にブンブンふる。
「ふっ。そっか…
じゃあ、もう何があっても離さない…
勝手にどこか、行かないでくれよ?
俺を、心配させないで。
何をしでかすか、自分でもわかんないから。」
束縛じみたことしか言えない俺に、
藍は静かに、首を縦に振った。
「そんなに泣くなよ…」
「碧さんがあまりに泣かないから、代わりに泣いてるんです。」
「ふっ…なんだそれ…なあ…キスして良い?」
こんなこと話して、泣いてくれるんだ…なんて嬉しくなってしまって。
「碧さんだったらいつでも良いですよ…?んん……ちゅ……んあっ…」
藍はキスをすると、すぐ顔がとろんとする。
可愛くて可愛くて、もっと先に進みたくなる。
「かわいい…好きだよ…藍。」
「碧さん碧さん。僕も好きです。碧さんが大好きです。絶対離れませんっ。」
藍は俺に抱きつきながらそう言ってきた。
「なんかやけに碧さんって言うな…何回言っても先生って言ってたくせに…」
「だって…今は碧さんを離しちゃいけないと思って…碧さんは碧さんだから…ちゃんと名前で呼ばないと…消えちゃいそうで…」
「そんなこと…」
「でも、そっちの方が嬉しいでしょう?」
「まあ…な…」
柄にもなく照れてしまった自分がきもい。
「へへっ」
頬を赤く染めながら微笑む藍がすごく愛しくて、少し腹がたったから、耳元で囁いてやった。
「そんなに無防備だと今度こそ襲うぞ。」
そしたら予想外の返事
「はい………今度こそちゃんと、襲ってくださいね…?」
なんて、目をうるうるさせてかわいいことを言うもんだから、今日は本当に、寝かさないことに決めた。
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