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最悪な日。②
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あっという間に身動きが取れなくなった。
終わったと思った。
「なん、ですか…?」
「なんですかって…僕がこれを学校に言ったらどうなると思う?」
「え…」
「君はきっとそのうち学校に来れなくなる、まあ、藤原先生はそれじゃあ済まされないだろうけど。」
「そ、そんな…」
なんて他人事みたいに…
「告げ口されたくないなら、僕と付き合ってよ。」
「いっ、嫌です」
「…なんで?言ってもいいの?」
手首に入る力が強くなる
「駄目です…」
「じゃあ…どうすればいいかわかるよね…?」
「……」
「まあ、すぐには無理だよね…3日だけ待ってあげる。3日待っても来なかったら」
「わ、わかりましたから…!」
「うん、良い子だ、さすが清水くん。3日後の放課後、教室で待ってるよ。」
そう言って僕の頭を撫でる、この人は、誰…?
僕はその日、誰にも会いたくなくて、気づかれないように、こっそり帰った。
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