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碧さんとお風呂。
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「で、できましたっ」
恥ずかしさで顔から火がでそうなのに、碧さんは余裕そうな顔で、
「うん、よくできたな。」
って頭を優しく撫でて、おでこにキスを落とした。
「んっ…」
嬉しい…僕ってちょろいな…
先に体を洗って、僕だけ浴槽に浸かる。
頭を洗う碧さんを、ここぞというばかりに見る。今ならどれだけ見ても目が合わないもんね!
骨ばった長い指と、筋肉のある腕、高い身長に引き締まった腹筋…背中は広いけど、いい感じに薄くて…
なんでこんなにかっこいいのかな…
ずーっと見てられる気がする…
そんなとき、クスクスと笑い声が聞こえた。
「ん…?」
顔を上げたら、ばっちりと合う目。
「そんなに俺の体見て飽きない…?」
「ぬええっ!?」
びっくりしすぎて変な声でた…
「ビビりすぎな」
そう言いながらも碧さんはずっと笑っている
「だ、だって…てか、見てたんですか!?」
「そりゃあ、そんなに見つめられれば気づくだろ。」
「むう…気づいてたなら言ってくださいよぅ…」
「ふっ、悪かったって、ごめんな?」
諭すような優しい顔で頭を撫でられて、胸がきゅっとなる。
「いっ、良いですけど…」
「ここ、おいで。」
手で示されたのは碧さんの目の前で。
「え…?」
「髪、洗ってやるから」
その目で見つめられれば、
その通りにしたくなる。
「はいっ…」
碧さんに囲われるように座って、
髪を洗ってもらう。
「痛くない…?」
「大丈夫ですっ」
碧さんの大きな手、好きだなあ…でもそれよりも、こんなに密着していると心臓がうるさい
付き合ってからもうだいぶ経っているはずなのに、どきどきが消えなくて、もっともっと碧さんを知りたくて、知れば知るほど好きになって、でもそれが嬉しくて…
抱きしめてほしい。キスしてほしい。
その先だってもちろん…僕が知らない世界を教えてほしい。
でもその代わり、あたたかさをあげる。
ひとりぼっちだった貴方が、
もう寂しくなんてならないように。
今回みたいに、お互いが傷つくこともあるかもしれないけど、そしたらまた、こうやって助け合って、それまで以上にお互いを離さないようにすればいい。
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