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執事の悪戯(いたずら)
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「…ん…」
バシャバシャという水音と、体を撫でる感覚に意識を浮上させたエリックの目線の先に居たのは眼鏡を外し、全裸になっている執事のリチャードだった。
「お疲れ様です。お体は辛くないですか?」
「…だるい、尻が痛い」
「後で薬をお持ちしますね」
広いバスルームで丁寧に体を清める手はいつも通り優しくて、エリックもいつも通り身を任せた。
「あの人…シュチュエーションプレイ好きで困る」
「そうですか?楽しんでるように見えましたが?」
「覗くなよ。趣味悪いぞ」
「申し訳ございません。しかし、何かあった時の為にお側にいないと不安なのですよ」
半分ホントで半分嘘だなとエリックは思った。
嘘の部分はもちろん楽しんでいる、という意味だ。
そんなエリックの疑いの目をさらりと躱して、リチャードは言った。
「エリック様、後ろを向いてください。精子をかき出しますので」
「ん……。…っんん!」
「随分出されたようですね。相当気持ちよかったのでしょうか?」
「知、るか…!っふあ!」
トロトロと白い液体が水と混じり、リチャードの指を伝ってタイルに落ちてゆく。
幾度となく見ているこの光景は、慣れることなく彼を欲情させている事を主は知らない。
「ふふ、中がひくついてますよ?精子をかき出してるだけのはずですが」
「わざとだろっ!ひあっ!!」
コリっと前立腺に指を立てられ背中をしならせると、背後でリチャードが楽しそうに笑う。
「そう、わざとですよ。…気持ちいいでしょう?」
「……ん、もっ、と」
「かしこまりました。淫乱な主様」
誰のせいだと小さく悪態づいたが、深く差し込まれた指に言葉は嬌声に変わる。
「では、たっぷり感じてください」
肩を甘噛みされ、びくりと身を震わせたエリックの瞳は快感を期待して濡れていた。
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