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ようやく思考も中も蕩け出してきた少年に、次は何をしてやろうと考えた直後。
「ずいぶんと、楽しそうですね」
背後から、声音だけは優しい声が降ってきた。
「勿論、私も参加させてもらえますよね?シザー」
ニッコリと張り付けているだけの笑顔を見上げながら、うんざりした表情で呟く。
「…オマエ…背後とるの好きだな。まぁ、いいけどよ」
神出鬼没の同僚に顎で参加を促すと、眼鏡の奥の瞳が細く開く。
ゆっくり椅子の前に回り、二人の目の前に立つと、腕を組みながら主の痴態を眺める。
リチャードの姿にエリックが恥ずかしそうに目を背けるのを見て、膝をついて目線を合わせると、まだ上気した頬に手を添えた。
「エリック」
敬称が外れた呼び方は"躾"の合図。
瞳が動揺を隠すことなく、立場が上になった執事を見た。
「せっかくなので、複数人を相手にする事を覚えてみましょうか。そういった要望も応えられるように、ね」
その顔は優しく微笑んでいたが、口から出た言葉は幼い彼に衝撃を与えた。
しかし、彼の言葉には逆らえない。エリックはこくりと首を縦に振るしかなのだ。
「まずはそのまま私のをしゃぶって下さい。シザーも休まないで動いて下さいね」
笑顔の指揮官にエリックは従順に、シザーは舌打ち混じりに従った。
「ン、む、んんん…!」
くわえた性器は最初こそ少年の口に何とか収まっていたが、次第に大きさを増すと小さな口に入りきらず、先端を刺激する程度になってしまう。
それでも手を使いながら一生懸命奉仕していると、忘れてんなよと言わんばかりに後ろからの責めが勢いを増した。
「んあ!やぁっ!…んぶ!?」
「後ろに気をとられない。こちらもちゃんとくわえ続けなさい」
「は、鬼畜ですこと」
「貴方の責めが温いんですよ」
「言ったな?後悔すんなよ!」
「んんん!んんんーーっ!!」
上と下の口を競うように犯され、エリックは早くも意識が飛びそうだった。
お腹の中で奥に当たったままぐりんぐりんと動く性器が与える強烈な快感に、体はビクビクと善がり、頭を押さえ付けられて抜き差しを繰り返される口内は呼吸もまともに出来ずにいた。
絶妙なタイミングで口から引き抜かれた性器に、エリックは涙目で咳き込む。
それと少し遅れて背後の責めも緩み、飛びかけた意識は少しづつ戻ってきた。
滲む視界の先に、先程までの攻めなど感じさせ無いリチャードの微笑みがあって、エリックの表情が少し和らぐ。
両頬に添えられた手の平の熱に落ち着きを見せた主に、調教師は告げた。
「次は…ここにもう一本、入れますよ」
“ここ“と触れられた箇所は既にシザーで塞がっている穴。
見開かれたエメラルドの瞳に灰色の双眸は容赦のない光で答える。
「これからが本番です。存分に、ヨがって下さい」
持ち上げられた両足にエリックは恐怖した。
しかし、それとは別に少しの好奇心があった。
未知の快感。
それを、これから体験するであろうことに。
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