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凶暴な快感
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うるんだ瞳で見上げた先に慈(いつく)しむ様なそれでいて欲望をはらんだグレーの双眸に、エリックは身を任せるように自然と瞳を閉じた。
小刻みに震える体は、これからくる未知の痛みに恐怖しているからか、それとも新たな快感に無意識に期待しているからか。
そんな少年の心中を察する事なく、リチャードは同僚の男根で塞がっている穴へと己の雄をあてがい、こじ開けるように侵入させた。
「っあっああ!き、ついぃ、リチャードぉっ…!」
みちみちと穴を広げながら入ってきた新たな熱に、耐えられず大きな瞳からぼろりと涙がこぼれる。
「ゆっくり、していきますから、もう少し我慢してください」
「無理、こんなの、死んじゃうっ!」
「安心しろよ、これくらいじゃ死なねぇよ。つか、焦れったい…。そんなゆっくりだと逆に辛れぇだろうが」
きつさに余裕を無くしつつあるシザーが愚痴ると、リチャードは少し上ずった声で答えた。
「最初なんですから、我慢してください」
「お前は…。あるじ様に甘すぎだ、ろ!!」
これは調教だ。遊戯ではない。そう態度で示すように強く突き上げると、エリックからは悲鳴が、リチャードからは驚いたような声が上がる。
突き上げた衝撃で引きずられるように誘われ、遂にリチャードの雄も最奥へと到達した。
ふたつの規格外のモノが、まだ慣れない小さな穴を容赦なく広げた。
「い、あああ!くるし、お腹ん中、きつい、よぉ…!!」
だらしなく開いた口と瞳からヨダレと涙が流れる。
この苦しさとキツさをどうしていいかわからず、エリックはただただ震えた。
涙を指でぬぐい、なだめるように声をかける。
「ゆっくり、呼吸をしてください。吸って、吐いて…そう、そのまま」
リチャードに言われるまま、呼吸をする。最初は、短い引きったようなものしか出来なかったが、徐々にまともな呼吸が出来るようになった。
きつさは変わらない、だが苦しさがなくなった分先程よりはマシになっていた。
落ち着きを取り戻した主を見届けると、今度はその後ろの大男に冷たい視線を向ける。
「シザー…エリックの調教師は私です。あまり勝手はしないで欲しいのですが…?」
敬語ですごむのは怒っている証だと知ってるシザーは、目を細めてスミマセンしたと口先だけで謝る。
これ以上食ってかかれば痛い目を見るのは自分なのも熟知している為だ。
その態度に不満はあるものの、とりあえず怒りを収めて視線を下へと落とす。
すがる様に見上げてくる瞳に、軽く口付けを落とし、リチャードは告げた。
「エリック、これからふたりで動きます。身を任せれば、あなたなら大丈夫ですよ。だから…存分に、溺れてください」
その言葉を合図に、まるで打ち合わせでもしていたかのように、一方が抜くともう一方が奥をつき、突いた方が抜くと抜いていた方が突くという動きを繰り返す。
抜ききらない、2本が常に体内にあり、エリックにしてみればイイところを常に突かれている状態だ。
イキっぱなしの体験したことのない快感に、ひたすら喘ぐ。
ちいさなペニスからは絶え間なく白濁をこぼし続け、握っているリチャードの手を汚していった。
激しい快感は一種の拷問のようで、途中意識を手放しそうになると察知した2人は動きを緩めめた。
「あ、ああ、あぁあ…」
「ふふ、ひどい顔ですね、エリック」
「あ、ズル!俺も見てえ!」
「駄目です」
エリックの体の向きを変えようとしたシザーは、失敗に終わる。
リチャードがそれを決して許しはしなかったからだ。
「これは、調教師の特権ですから」
自慢げに笑う同僚に、シザーができたのは舌打ちだけだった。
ふたりの執事による調教は、ようやく終りへ向かう。
グズグズと、2本のペニスが同時に奥へ奥へと突き進んでいく。
「あ、ああ、あーーー…」
「ふふ、気持ちよくなってきたようですね」
最初とうって変わって、とろけた表情を見せる主に満足そうに微笑み、そして告げる。
「そろそろ終わりにしましょう。私達を、体はもちろん、言葉でも喜ばせてくださいね」
こくりと頷くのを確認し、ふたりは絶頂へと向けて自分勝手に腰を振った。
「んやぁああん!!きもちいいっ!おちんぽ、二本、で、イっちゃうよぉお!!」
「っは!!やればできんじゃん!あるじ様は!」
「いい子、ですね…!御褒美、あげますよ…!」
「アンっ!ああっ!!ちょうだ、い!せーしっ、ふたりのぉっ!」
その言葉を聞いて、ほぼ同時に少年のお腹の中へ精子を放つ。
ドクドクと注がれる熱い体液を感じながら、白くなっていく意識にエリックはゆっくり目を閉じた。
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