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軽はずみな契約
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何故、こんなことになったのか…
それは、高校入りたての頃の話である。
桜の花が満開の頃。
俺は、4つ上の姉が入っていた高校に幼馴染のルイと入学。
たまたま、クラスも一緒になり、上々の駆け出しだった。
しかし、ここで立ちはだかったのは部活の問題。
俺は、今までのように美術部に入部しようと入部案内をみたら、なんと男子生徒が1人もいない。
20人弱の部活で俺1人男子というのは、どうにも気が引けた。
というか、ムリ!
だけど、この学校の美術部は無駄といえる程に設備が整っているらしく…
姉貴に何度となく石膏や鳥の剥製の話を聞かされていた。
諦めるのもどうかと思い、ルイに相談。
ルイも部活はまだ決めてなかったようで、一緒に入部してくれることとなった。
しかし、それはルイに血を捧げるのが条件だった。
幼馴染であるルイは、昔からよく遊んでいたが、吸血鬼ということは全く知らなかった。
というか、この時冗談だろ程度にしか考えていなかった。
ルイ曰く、幼い頃は吸血は必要ないらしいが、第二次性徴が始まるとともに吸血衝動があらわれるとかなんとか…
と説明されたが…
なんとも、現実離れした話だったため、俺はその話はそっちのけで入部を決定。
その後、月ニ回程血を求められることとなるとも知らずに…
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