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1.秘密の手紙7*
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荒川さんが僕のジーンズに手をかけた。こうなったら意地でも抵抗しないといけないのに、これ以上荒川さんに酷くされること、そして何より栗原に僕の気持ちをばらされることが嫌で躊躇してしまう。
その間にも、僕はどんどん荒川さんに肌を晒されていった。
「やめてください……もう身体触っても怒りませんから……っ」
「じゃ、俺のオナホにでもなるか」
「そんな……」
とうとう僕の下半身は無防備な状態になってしまった。もう、逃げられないのだろうか。
荒川さんが僕の足を肩に載せて、入り口に欲望を当てがおうとする。僕はほぼ無意識に手でそこを塞いだ。
「その手、邪魔なんだけど」
「お願いします……やめてください……僕、その、したこと、なくて」
「だろうな。見たところ、栗原はノンケみたいだし」
反論することもできずに、僕は黙り込んだ。最初の相手はやっぱり栗原がいい。我ながら女々しい考えだけど、誰も嫌いな人としたいとは思わないはずだ。
たとえ栗原への気持ちが報われなくても、せめて次に好きになる誰かがいい。……もしそうなら、次はせめて女の人を好きになろう。
僕が考え事をしている隙をついて、荒川さんは僕の手をどかした。荒川さんにとって邪魔なものはもう何もない。上機嫌な荒川さんとは反対に、僕は絶望感で動けなかった。
「いくぞ」
尻のあたりに熱を感じる。その直後、身体を裂くような痛みに僕は全身を強張らせた。
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