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4.裏切りと怒り6*
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「栗原に聞かせてやりたいもんだ」
恐ろしい呟きは、聞こえなかったことにしておく。
そんな僕に荒川さんは意外な提案をした。
「じゃあ、今日はこうしよう。悠生が俺の上に跨って、自分の気持ちいいように動くんだ」
「自分で……?」
あんなに自分勝手な行為をしてきた荒川さんがいきなり僕の好きにさせてくれるなんて、にわかに信じがたい話だ。たぶん、何か裏がある。
「好きなように動け。ただし、ちゃんと俺をイかせて、悠生もイくことが条件だ」
条件も、荒川さんらしからぬ緩さだった。言い知れぬ不安がよぎるけど、その正体は全く掴めない。
僕が考え込んでいると、荒川さんが強制的に僕を起き上がらせた。
「ほら、早くしろ」
僕に代わって荒川さんがベッドに寝転がる。荒川さんのことが憎いはずなのに、僕の身体は熱くなった。目の前で、巨大な劔が天井に向けて聳え立っている。今からそれに貫かれるのだと考えると、窄みが疼いて仕方なかった。
荒川さんの上に跨り、慎重に腰を下ろす。初めはうまく入らなかったけど、両手で尻を割り開いて位置を合わせると簡単に荒川さん自身が入ってきた。
「ぅ、あぁっ! あ、あっ……!」
その熱さと硬さに怯んで、思わず腰を止める。
「ほら、どうした?」
「んやあぁっ、あっ、ダメっ、ダメです……っ、あっ」
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