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5.裁かれる想い10
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再び僕に近寄ってきた荒川さんの手には、何か液体の入った、茶色い小さな瓶が握られていた。
「じゃあ悠生は、栗原とセックスしたんだろ? ディープキスなんかもしたんだろ?」
だったら、何だというのだろうか。セックスはしたけど、キスはしてないと真面目に答えたら何か変わるのだろうか。
そもそも、その怪しい液体をどうするつもりなんだろう。
「じゃあ、栗原に汚された悠生は綺麗にしてやらないとな」
「んっ!?」
荒川さんはいきなり僕の口にその瓶をあてがった。瓶が傾けられると、液体が一気に流れてくる。
明らかに怪しい。僕はそれを極力飲まないように顔をそらし、下を向いたけど、そうする前に口に入った液体を少し飲み込んでしまった。
「……っ、けほっ、けほっ……」
少しとは言っても、その液体がなんだかわからない分不安は大きい。ただの媚薬とかだったらまだいいけど……。
媚薬をまだマシだと思ってしまうほど、僕は荒川さんの仕打ちに慣れてしまっていた。
「これで悠生の上半身は綺麗になるとして……あとは下半身か」
そう言って荒川さんは僕のズボンに手をかけた。結局はそれが目的だったのだろう。それなら、さっきのは媚薬である可能性が高い。
まだなんの効果も出ていないのに、荒川さんは僕の尻を触り始めた。
その瞬間、自分でも信じられないほどの嫌悪感を覚えた。
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