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5.裁かれる想い13*
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この人は、今度こそ本当に嫉妬と独占欲に狂ってしまったのだろう。そうでなければ、こんなこと思いつくはずがない。
「悠生……もっと綺麗にしてやるよ……栗原のことなんて忘れさせてやる……」
今度は何をされるのかと身構える。
荒川さんは僕が嘔吐した袋を取り上げ、きつく縛って机の上に置いた。どうして捨てないのか気になったけど、知りたくはなかった。これ以上このことを考えていたら余計気分が悪くなりそうだ。実は飲まされた薬がまだ効いていて、気分は最悪だった。
「うわっ!?」
それから予想通り、僕は投げ捨てられるようにベッドへと押し倒された。ベッドに這いつくばるように伏せている僕のジーンズを、荒川さんは無表情に脱がせていく。やっぱり最終的にはそれが目的なのだろうか。
また、あんな思いをしなければいけないのだろうか。荒川さんに初めて犯されたときの恐怖が蘇る。
自分より大きな身体に押さえつけられ、ただ好きにされることしかできない絶望感。狭い穴に太く醜いものを何度も突き立てられる痛み。そして、たとえ自分が犯された側だとしても湧き上がってくる、好きな人を裏切る罪悪感。
これから何をされるのか想像すると、嫌悪感以外にもこみ上げてくるものがあった。
「ぅぐぇっ……」
我慢できなくて、少量の固形物の混じった胃液を吐き出す。荒川さんのベッドを汚さないように気を配る余裕なんて、僕にはなかった。
また食べた物を戻した僕を無視して、荒川さんは僕の後孔の入り口に指をあてがった。
「嫌だ……」
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