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6.今度こそ、秘密の手紙6*
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「本当にいいのか」
栗原は僕のシャツのボタンに手を掛けると、突然何かに気づいたように止まった。そして何かと思えば、不安そうに念を押してきた。
「いいってば」
なんだかまどろっこしくて、自分でボタンを外す。支えを失った布が力なく滑り落ち、胸元がはだけると、さすがに恥ずかしくなってきた。
というのも、栗原が僕の身体をまじまじと見てくるからだ。別にいやらしい感じの視線ではないけど、頬をほのかに紅潮させながらじっと胸元を見つめられると、僕まで赤くなってしまいそうだった。
「したいなら早くすればいいだろ……っ」
「いや……中森、肌綺麗だなと思って……」
「お世辞はいいから……!」
「違う、本当だ」
僕は返す言葉を失って黙り込んだ。
栗原はもう何秒か僕を見つめた後、意を決したように僕の胸の突起へと手を伸ばした。
「ぁ……っ」
少し指先がかすっただけなのに、全身に電流が走る。それは荒川さんのせいなのか、栗原のせいなのか、今の僕には分からなかった。
「感じてるのか」
僕が乳首で感じるのを確認できればそれで良かったのか、栗原の手は僕から離れた。
だけど代わりに、その場所には口づけが降りてくる。
「あ、ぁ……っ、あ……!」
赤く立ち上がっているそこを唇でつままれ、舌で押しつぶされて、声が抑えられなかった。
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