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ほのぼのおじさん
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しばらくの間昇降口に座り込んでいると、
キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴った。
どうやら次の授業が始まったらしい。
「…ハァー。次もサボろ…」
場所を変えようと立ち上がったその時。
「あれ、坂本君?こんなとこで何やってんの?」
と、誰かに声をかけられた。
「あ、金森さん…。」
この人は金森和義さん。
この学校の掃除係のおじさんだ。
年は多分50代くらいかな?
「サボりか〜?だめだぞ、学生は勉学に切磋琢磨しないとなー」
そういいながらガハハと笑う金森さん。
(クールキャラに切り替えなきゃ。)
「別に…サボってるわけじゃねぇし。」
「ん??じゃあなんか嫌なことでもあったのか??」
「…別に…。」
「まぁなんだ、何かあったらなんでも相談しろよ!じゃあ俺は行くなー」
そう言ってひらひらと手を振り、金森さんは何処かへ行ってしまった。
「…なんか…がんばろ…。」
ちょっと元気が出てきた気がした俺であった…。
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