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ポカポカ日和
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「……疲れた。」
「そう?」
「………くそが。」
「そんなこと言わないでよー。」
気がつけばもう放課後。
どうやら保健の先生は出張だったらしい。
「もう近寄んなくそ。」
何故か俺の隣で横になっている雪村くん。
「はぁー。なんか俺も疲れちゃったー…このまま寝よっかなー。一緒に寝る??」
「寝ねえくそ。」
「いつまでもそっぽ向いてないでこっち向きなよー」
「やだ。」
さっきまでの火照りはなくなったが、いまだに力が入らないため、回復するまで保健室で休むことにしたのだ。
と、その時保健室に誰かか入ってきた。
ガラガラ…
「あ、おい誰か来たからさっさと出ろ!!」
「えー。やだやだー。じゃああきちゃんに抱きついてる。」
そう言って布団の中に潜り込み俺の背後から抱きついてくる雪村くん。
(っ…こいつ…!)
「あれ?先生いないの?あーあ。バンソーコー貰おうと思ったのになー。」
聞き覚えのある声が聞こえる。
梓だ。
「フフフーンフフフーン…」
鼻歌を歌いながら薬棚を漁る音がする。
次第にその鼻歌は、歌へと変わっていった。
「フフフーン…ららら、あーあきら先輩を〜グッチャぐちゃにしたいー♪
ポッキーゲームしたいー♪
裸にして外の木にくくりつけたい〜♪
ローターを乳首につけて放置したい〜♪お尻にきゅうりをツッコミたいー♪フフフーン」
(……。)
「あ、バンソーコー発見。失礼しましたー。」
梓はバンソーコーを見つけたらしく、保健室を出ていった。
(……。)
俺が何も言えず黙っていると、布団の中から雪村くんが顔を出した。
「…あきちゃん。」
「…。」
「あきちゃん?」
「…なに。」
「よしよし。」
そう言って俺の頭を撫でた。
「…やめろよ。」
「嫌じゃないくせに。」
何も反論できない俺であった。
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