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5話【なんかエロい!!!】
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さっきから可愛い寝息が俺の耳元で聞こえていて、若干当たっている
絵翔やめてくれ!俺の野生本能が疼くだろうが!さっき我慢できなくてキスしちゃったんだぞ!?今の俺ならこの流れで行ける所まで行けちゃうからな!?
球輝「…俺は何を、何を考えているんだろう」
絵翔は男だぞ!?大事な親友だぞ!?…でもいつの日からか、俺はこいつに恋愛感情を抱いていた。
確かあの日から…いや、ちょっと待て。こいつの寝息攻撃を受けながら回想シーンに持っていける自信がない…こんな激しい攻撃を受けているのに回想シーンに持っていけるはずがない。今日の所はやめよう
しかしこの戦い、勝てる気がしない…下手したらコウタ兄より強いかもしれない
コウタ兄とは良く喧嘩をして…なぜかプロレスの試合になる。家でやると怒られるから近くの公園の砂場で戦う。あいつは途中から喧嘩の事を忘れてプロレスを楽しむ。無駄に挑発をして来たり、客もいないのにトドメのポーズとかをする。俺も途中から喧嘩の事を忘れて戦っていた。試合が終わると俺たちは…ちょっと待て
違う回想シーンに行っているっ!
球輝「俺はもうだめなのかもしれない…」
そして…
球輝「ここはどこだ…」
ただでさえ色々と迷子だったのに…リアル迷子だもんな…ったく、お前はどんだけ強いんだよ…
知らない人に道を聞いて、なんとか家に着いた
球輝「ただいま〜」
すると妹の育美(いくみ)が玄関まで来て
育美「おかえり〜あれ、二人とも随分ボロボロだね、どんなデートをすればそんなことになるのよ」
球輝「おい、今そういう事言うのやめろ…」
この腐女子が!今はやめろ!今は本当にやめろ!やっと家に着いたのにまた迷子になるだろうが!家の中で迷子にする気か!
育美「もしかして…野外プレイ?」
球輝「あ”!?そんな事するわけないだろ!やるなら家かホテ…ルか…あ”ぁぁぁぁぁぁ!」
育美「え?…タマ兄…」
球輝「妹よ、頼むからやめてくて…俺が悪かった…」
騒ぎ過ぎたのだろう、母も出てきた
母「騒がしいね、どうしたの…あら、二人とも随分ボロボロね、絵翔君寝てるの?」
球輝「何時間もキャッチボールしたからな、疲れて寝ちゃったんだ」
そしてこの寝息である
母「それじゃあ汗かいたんじゃない?着替えさせてあげなさい、洗濯するから」
着替えさせる…ん!?
球輝「え!?脱がせるのか!?」
母「いや、だって汗びっしょりのまま寝かせたら風邪引くでしょう」
いやいやいや、やめろ…考えるな…
育美「お風呂は入れてあげなくていいの?」
母「風呂はいいわ、起こしたら可哀想だし」
風呂…裸…あ”ぁぁぁぁぁぁ!
球輝はパンクした
母「大丈夫かしらこの子…」
育美「タマ兄は今、開けてはいけない扉の前に立って人生の分岐点を決めている所なんだよ…察してあげて…」
母「意味がわからない」
育美「えへへ」
育美は笑いながら食卓に向かった…
母「変な子達…あんたも早く絵翔君寝かせてご飯食べに来なさいね」
そう言って母も食卓に向かった
取り残された…とりあえず部屋に連れて行こう…俺は階段を登って部屋に入ってベッドに絵翔を寝かせた…ここからが俺の戦いだ…まず上を脱がそう…
絵翔のネクタイを解いてYシャツのボタンを一つ一つ外して行く、そして半分位まで開けた所で確信した…なんかエロい!!!
何度かこの作業をやったことはある、絵翔が甘えて来て自分で着替えようとしなかったからだ、あの時はなんともなかった、でも今はどうだろう…
これはやばい、理性が飛びそうだ…
いやいやダメだ、早く脱がせて服を着させて楽になろう…
そう思い一気に外して脱がせてやる
気がついたら俺も脱いでいていつの間にか絵翔を抱いていた。我慢が出来なかった。俺は首元にキスをする、すると絵翔が起きてしまった。
やばい!
絵翔「球輝…どうしたの?」
まだ寝起きの顔をしている、こいつの寝起きの悪さに助けられた、起きて10分位はフワフワしている、そこが可愛いのだ…いやいやいや、言い訳を言わなくちゃ!
球輝「ごめんな、起こしちゃったな。着替えさせようと思ったら体制崩れて乗っかっちゃたんだ、重かったろ、ごめんな」
苦し紛れすぎるだろうか…
絵翔「着替えさせてくれようとしたんだ、ありがと…」
大丈夫そうだ、いつものようにフワフワしている
俺はそのまま着替えを済ませ、ご飯を食べに行こうと誘う
俺は何をしているんだ、俺は今、親友にトラウマを植え付けようとしていた、男とやるなんて普通はありえないだろう。でも俺は…絵翔が好きで…絵翔と付き合いたくて…
頭の電球が光った
そうか、好きになってもらえばいいんだ、恋愛対象として!俺が頑張って、好きになってもらえれば付き合うこともできる!俺とやるような事があってもトラウマにはならない!一石二鳥だ!よし、そうしよう!
頭が混乱していたのだろう、よくわからない結論に達した。でも心が一気に楽になった。俺は絵翔の手を握り、ご飯を食べるために階段を降りて行った
END
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