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18話【インスタントなやつ…】
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部屋から戻って来たお二人はとても仲良くなっていた。何かあったのだろうか育美様と盛り上がった妄想がもしかして本当に起こったのでしょうか。それならとても美味しい展開なのですが…
二人は部屋の隅っこで話している
因みに先程の妄想では壁ドンからのキスというコンボを陸志様が決めているのですが会って1日目で流石にそこまではしてないですよね…
陸志「まだ顔が赤いぞww」
文弥「貴方があんな事するから//」
そう言うと文弥は口に手を当てる
え!?本当に?本当にやったの!?
陸志「だって可愛かったんだものw」
文弥「だ、だからって男にあんな…」
陸志「知らないのか?仲のいい友達同士はやるんだぞ?ああいう事」
文弥「騙されませんよ、そんな訳ないでしょう!」
あ…絵翔様なら、え?そうなの?って騙されて、後日キスをして、仲のいい友達同士はキスとかするんでしょ?見たいな展開があったのに…騙されないか…
陸志「流石に騙されないか〜」
文弥「えぇ騙されるはずがありません、どんなに仲のいい親友でもやらないでしょうね」
陸志「でも親友以上ならやるんじゃないかな?」
美味しい展開の予感…
文弥「な!何を言ってるんですか、私達はまだそんな関係じゃ…//」
陸志「まだって事はその気はあるのかな?」
文弥「う、うるさいな!」
陸志「可愛いww」
文弥「バカ…」
来た!!!!!!何これ、幸せ
いつの間にそんな関係になったんですか、怪しからん、あ〜ここでメイドやっててよかった…後で育美さん捕まえて語り合おう…
文弥様から敬語を外させるとは恐るべし
文弥様の高貴な性格から生み出されるあのツンデレを無理やり陸志様がドSに攻めて最高のデレを引き出す。最高に素晴らしいカップリングだと私は思うのです
二人とも大人だし、大人な恋という要素もプラスされてまた私たち的には堪らない物を…あぁぁぁ、もう早く語りたい!トイレ遅いですよ!まだですか!?
絵翔「美味しいね〜凄いよね格汰さん、こんな美味しいもの作れるんだもん」
球輝「お、俺だって料理できるぞ!」
絵翔「そうなの?」
球輝「お、おう」
あ、見栄はったやつですね?
絵翔「何作れるの?」
球輝「い、インスタントなやつ…」
なんだこの期待を裏切らない感じ
絵翔「凄いね!俺、それも出来ないから凄いと思う!」
球輝「え?お湯入れたり、チンしたりするだけだぞ?」
絵翔「うん、でも俺は食べる専門だから自分で作って食べようとする、その意思が凄いと思うんだ!」
まずこの家はインスタントな物はありませんしね、料理もシェフが作るし
球輝「そ、そうか?」
絵翔「うん、今度球輝の料理食べて見たいな!」
球輝「え?俺、本当にインスタントのしか作れないぞ?」
絵翔「うん、それでもいいから球輝が作った物が食べたいんだ!」
球輝「そうか?…いや、それならちゃんと料理してやるよ」
絵翔「本当!?楽しみにしてるね!」
球輝「おう!」
いや〜なんだこの初々しい感じはニヤニヤが止まらねぇよ…
ガッツリ甘えん坊な絵翔様を満更でもない感じで受け止める球輝様。高校生というジャンルの中でこの感じだもの、初々しい感じが堪らない!さっきの大人チームと並ぶカップリングだなこれ
そしてね、どちらかと言うと受け属性だけど、この組み合わせだから必然と攻めになってるだけなのに、俺は攻めだ!って思っちゃってる感じがまた…ね!良いんですよ〜!
絵翔様が居なかったら球輝様は総受けだよねって育美さんと話していたけど本当にそうだと思う
いや〜初々しいな〜頑張って料理作るんだろうな〜料理本を借りるか、格汰様に教えてもらうかの葛藤の末に渋々格汰様に頼みに行くんだろうな〜ww
球輝「なあ、コウタ兄…」
格汰「あ?どうした?」
球輝「今度さ…料理教えてくんね?」
格汰「あ?おう、よく分からねぇけど、分かった」
球輝「よし、約束だぞ!」
球輝走り去る
格汰「なんだったんだ?」
音葉「美味しい料理を作りたかったんじゃない?絵翔のために」
お、察しがいいですね
格汰「あ?なんで絵翔が出てくるんだよ」
良い、その鈍感な感じが男らしいですよ
音葉「料理の話になって〜球輝の料理食べてみたい!って絵翔が言って〜球輝が作るとこになったんだよ、きっと」
凄い、そのままです!
格汰「あ〜そういう事か、そういう事なら簡単で美味い料理を教えてやるか」
音葉「そうしてあげてwww」
いや〜兄弟愛爆発のクッキングシーンが繰り広げられるんだろうな〜想像しただけでヨダレが…
格汰「んで、なんの話だったっけ?」
音葉「俺たちの結婚式いつにするかって話だよ!」
格汰「ぜってーちげーよ」
音葉「じゃあどうやって両親を納得させて親公認にするかの話」
格汰「それもちげーよ、いつか通る道だけどそんな重い話してなかったよ」
いつか通るのですね!
音葉「とりあえずシェアハウスしよ!そこで事故ってこうなりましたって言えば親も諦めるよ」
格汰「話押しきろうとするなや、後もっと納得の行く理由で親納得させてぇよ、こいつ以外考えられないとか、そういう熱い思いとかをよ〜ぶつけて…」
音葉「ねね、最後まで言って!」
格汰「うっせぇ!ぶっ殺すぞ!」
格汰は音葉にメンチを切る
顔近い、顔近い!
音葉「毎回思うけどメンチ切る格汰の顔ってカッコいいよね」
メンチ切るのをやめる
格汰「調子狂うな…球輝のようにメンチ返すか普通の人みたいにビビるかしろや…」
音葉「ビビリはしないよ?格汰の事信じてるから」
格汰「本当に調子狂うな〜」
音葉「言いくるめられてるからじゃない?」
格汰「意図的かよ腹立つ、カッコいいって言ったのも嘘かよ…ちょっと嬉しかったのに」
え?可愛い…
音葉「それは本音だよ」
格汰「あ〜調子狂うな!」
音葉「さっきからそれしか言ってないよ?」
格汰「うるせぇ!」
なんだかんだこの二人は仲がいいですよね、不良属性の格汰様に不思議系の音葉様、性格は逆、どちらもS属性、プロフィールの相性は悪いはずなのに強く結ばれてる…異色ですね〜いいですね〜いいですよ〜
目の前に3組もカップルがいる、なんて幸せなのでしょう…生きてて良かった!!
育美が帰ってくる
育美「いや〜迷っちゃった、お待たせ!」
田村は育美の肩を持って激しく揺らした
田村「遅いですよ!もう色々とイベント終わっちゃいましたよ!共有したかったのにいないんだもん!」
育美「あ〜〜〜ゴメン〜〜〜」
揺らすのを止める
田村「さあ、語り合いましょう!」
二人の腐女子トークは長く続いた
END
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