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寝込みは襲わないよ #会長side
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目を開けると、目の前には天井。
でも、いつもと枕が違う...
そこで僕は思い出してすぐに起き上がった。
後ろを振り返ると、広げたままの本と、すやすや眠る宗吉の姿が。
膝枕...してもらったんだ。
僕は思い返して、体が熱くなるのを感じた。
宗吉は時々、無自覚で可愛いことをしてくるから困る。
溜め息を吐いて宗吉の横に寝そべる。
そこで、シャツが捲れてチラリと覗いている、宗吉の引き締まった脇腹が目が入った。
......少しぐらいならいいかな。
僕は上体を起こすと、人差し指で脇腹をなぞった。
ぼんやりとした頭で、スルスルとその指を上へ移動させる。
肋骨をでこぼことなぞりあげると、シャツが先程より捲り上げられる。
そして、胸の突起が露になった。
僕はそこで手を止めた。
......僕は...何をしているんだ。
そう我に変えると、宗吉のシャツを戻して再び横になった。
いけないね...宗吉の寝込みを襲ってしまうところだった。
「ごめんよ...宗吉」
「ん...」
宗吉が起きたようだ。
眩しそうに目を細める。
「ごめん...寝ちゃったな」
寝ちゃった、だって。
可愛いなあ、もう。
どうやら寝ぼけているみたいだ。
「今、何時...?」
「うーん12時14分かな。」
「あー...そなの......」
むにゃむにゃと目を擦っている。
その様子はまるで前足で顔を拭いている猫のようだった。
宗吉はむくりと起き上がると、大きく伸びをする。
「っくぁーーっ...そうだ...お前に言うことあったんだった」
そう言うと、宗吉は話始めた。
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