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あの日..1
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‡‡‡‡‡‡
(???)
「……っ?!」
あまりの眩しさに、僕は目を細める。
高く鳴り渡るファンファーレ。
舞い散る紙吹雪。
人々の歓声。
気付けば明るい太陽の下、
何故か僕は、パレードの列を歩いていた。
良く見ると人々はほとんどスピリート人らしい。
…ここはスピリートなのか?
彼等は歓迎の声を上げながら、
プロフィテーギ帝国とスピリート王国の小さな国旗を振っている。
突然の出来事に、目が廻るような思いがした。
体が普段よりも動きにくくて、
流れに遅れないように歩きながらも、自分の体を見回す。
いつもより小さい手、
いつもより低い視点、
ごてごてと装飾された正装、
そして手に握り締められた指輪…、
…なんで指輪……?
そう思っていた時、
動きが悪くなっていた僕の体は地面のちょっとした凹凸につまづき、
ドテッと胴体から転ぶ。
その拍子に指輪は僕の手から飛び出し、
キィンと小さく涼しげな音を立てて転がった。
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