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クローロ..11
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「…ふふ、」
瞳に怒りの炎を燃やし、
ルーノの要求に断固として首を縦に振ろうとしないクローロを見て、
ルーノはとうとう、口許に歪んだ笑みを浮かべた。
「んふふ…はは…
あはは…!!」
笑い声は段々大きくなり、
その大きさは広いルーノの部屋に響くまでになる。
「あはははは!あははははは!!」
最早腹を抱えて高笑いをするルーノに、
さすがのクローロの顔にも一瞬戸惑いの色が浮かぶ。
一方、ひとしきり笑ったルーノは、
明確な意図を持ってクローロの脇腹を撫でた。
「!!?」
クローロが一瞬目を白黒させたのを目敏く見つけ、
ルーノの不吉な笑みはいよいよ濃くなる。
「君がそこまで言うなら仕方がないね…」
わざとらしく眉をひそめ、
ルーノは嘆かわしいとばかりに首を小さく横に振る。
「君には別の仕事を頼むしか無いみたいだ。
でも、心配する事は無いよ。
僕が直々に、手取り足取り教えてあげるからね……。」
ルーノはそれだけ言うと、
反論をしようとしたクローロの口に、右手の人差し指と中指を突っ込んだ。
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