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強制..4
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俺は手錠をはめられたまま、
部屋に一人残される。
やる事が無いから仕方なく、ベッドの隣にある窓を仰ぐと、
空の色がオレンジから紫へ、紫から暗い青へと変わっていくのが見えた。
身体の自由は奪われているものの、
さっきまでは窓すら無い場所に閉じ込められていたから、
ちょっとした解放感も気持ちいい。
俺は月が上がるまで、
吸い込まれそうな空をただただ眺める。
プロフィテーギ帝国で見上げる空が、
スピリート王国で見上げた空と変わらなかったのには、
安心したと同時に虚しさを感じた。
俺、こんなとこで何やってんだろ…。
俺は自分で、自分は結構メンタルが強い方だと思ってたんだけど、
どうやらそうでもなかったみてぇだ。
自虐的な笑みがこぼれた。
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