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諦め
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***
「やあやあルーノ。
最近、体調が優れないのかい?」
「お前の使用人達に会いたいと伝えても、この数日会えなかったから、
私も兄さんも、心配してたんだぞ。」
僕が声の方に目をやるとそこには、
ニタニタと気持ち悪い笑みを浮かべた無能な兄さんが二人立っていた。
僕はそんな兄さん達ににっこりと微笑む。
「大丈夫だよ兄様…
それより、僕からの手紙、読んでくれた?」
僕が上目遣いで首を傾げると、
上の方の兄は既に、ギリギリと奥歯を噛み締めていた。
下の方の兄にしたって、
笑顔を絶やしてないつもりなんだろうが、
口角がひきつっている。
僕は、憂さ晴らしに丁度いい相手がのこのこやって来た事を楽しみながら、
席を立ち、兄達の周りを回り、
二人を観察する。
さて、今日はどうやって料理してあげようか。
すると、面白い事に気づいた。
二人とも、そういう類いの薬を飲んで来たのか、根っからのマゾなのか、
いや、前者な事くらい分かってるけどね?
股間のものが立ち上がりかけている。
へぇ…
僕を犯そうって事か…
二人とも、揃いも揃って痛い目に合いたい訳なんだね…。
そしたらやっぱり、
この人達マゾなのかも。
そこまで考えて、
僕が思わずクスクス笑うと、
二人は露骨に嫌な顔した。
そんな表情も僕を楽しませるだけなんだけどな~
なんて思いながら、ふと窓の外を見ると。
庭の向こうからクローロが歩いて来てて、
目が、合った。
僕が驚きのあまり動作を止めた瞬間、
兄達は僕のうなじに注射を突き立てた。
急激ににゅううぅと異物が入る感覚に、僕は急いで二本とも抜いたけど、
注射に残る量を見る限り、
結構な量が体内に入ってしまったらしい。
…媚薬か……
既に薬が体にまわりつつあるらしく、
もうかれこれ二週間弱抜いてなかった僕のモノはすぐに立ち上がった。
電気がパチン取り上げると消され、部屋は暗くなる。
……薬が回りきる前に、
兄さん達にはおねんねしてもらわないと…。
そう思いつつ、また窓の外を見ると、
さっきと同じところに、クローロが立ち尽くしていた。
…いや………
僕はここで何故か、考え直す。
クローロに、僕が他の人と交わる姿を見せつけるのも、悪くないんじゃないかと。
抵抗しない僕に、
贅肉のたっぷりついた手が伸びてきた。
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