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1、クロ
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たく、あちぃ―な…こういう日差し…向き合えねぇ…
「おい、クロ!そこ邪魔!!」
「あぁ?あー…」
「はー、お前同じことしか言ってないな…」
「お前も、いつも掃除ばっかだなぁ?」
「うるさいっ!お前も、もう少し綺麗にしたらどうだ?」
「いや、俺そういうの向いてないから」
「そういうと思ったよ…なら、外でも散歩してこい!」
ガシッ
ポイッ
あ…
「おい、開けろー!こんな、愛らしい猫を外に追い出す何て酷いぞー!!」ニャーニャー
「掃除終わるまでのしんぼうだ!それまで、外で散歩でもしてろ!」
「たく…吸血鬼の扱いが酷いぜ…」
真昼のやつ…俺がどんな思いしてるか知らないで…
「おや?クロ」
「ん?あーリリィ…お前何してんだ?」
「いやー、御園を探しているんですよ。見ていませんか?」
「ん?貴様ちゃんか?いや、見てねーぞ」
「…そうですか…ありがとうございます」
「何だ?浮かない顔だな?」
「え?いや、何でもないんです」
「まさか、お前まだ_」
「あぁ!!そういえば!御園の行きつけの場所を思い出しました!それでは、失礼して…さようなら!」
あ、逃げた…
「はー、まだか…」
だんだん、疲れてきたな…
何処かで休憩しよう…
あ、あそこのベンチで良いや…日陰だし…
「ヨット」
ボンッ
「ふー、やっとゆっくり出来る…」
「あっれー、兄さんじゃないっすか?一人でなーにしてるんすかぁ?」
「うわ、一番向き合いたくねぇ奴が…」
「ヒドッ!そんな言い方しなくてもー!」
「あー、向き合えねぇ…」
「で、話は変わるっすけど…兄さんはあの主人(イブ)に告ったんすかぁ?」
「あー、向き合えねぇ」
「俺は、ちなみに…告白したら吹っ飛ばされたっす!リヒたん照れ屋っすからねぇ」
「お前、ご機嫌だな?」
「いーやー、聞いてくださいよ!リヒたんがキスしてくれたんっす!嬉しかったの何のって…って!兄さん!何処行くんすか!」
「お前とは、やっぱ向き合えねぇ」
「えー!ちょっと!」
もう、帰ろう…
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