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痛
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ある朝の蒸し暑い狭い個室で。
オレは何度も酷い痛みに泣きそうになった。
オカマの孝夫じゃあ、あるまいに、なんでオレがこんな…
「っう!!」
イヤな痛みに、ドッと汗が吹き出した。
こりゃ、ダメだ。
医者、行こう。
取り敢えず、応急措置だけでもして貰わないと
日常生活にも差し障る。
慎重にパンツを上げつつ、オレはそう考えた。
だが…こういう病気には、ドコが良いんだ!?
それに…出来れば待合室で見知った顔には会いたくない。
そこでフと、2つ先の駅のホームにある看板を思い出した。
たしか、あそこは専門医のハズだ。
よし、善は急げだ!
保険証と財布を手に、オレはソコへと向かった。
『サカタクリニック』
歩きながら、スマホでネット検索してみると、これがなかなか、評判が良いようだ。
遅くまでやってるから心強い、と同年代のサラリーマンの書き込みに勇気が湧いてくる。
そうだ。
何もこうなるのは、俺だけじゃない。
恥ずかしいことでも
何でも無いんだ!
そう自分に言い聞かせて、ようやくクリニックまで辿り着いた。
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