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記憶。
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目が覚めると知らない部屋の天井が見えた。
そして、あかりねぇと兄ちゃん達と母さんが泣きじゃくっていてもう一人の僕と同じぐらいの歳の子は今にも泣きそうな顔でこちらを見ていた。
悠・友・母「尊!!」
「みこちゃん!!!」
ぐちゃぐちゃの顔で4人に抱きしめられて状況がまだ分かってないけど心配かけちゃったのか。
「ごめんね。」
「尊…ごめん。俺がちゃんと話を聞いていたら…」
「そ、そーなの?て、ていうか君…誰?」
「え…。だ、誰って中学の時からの友…同期じゃん。俺のことだけ覚えてねーの…?あかりの弟なんだけど。」
「あかりねぇ、弟いたんだ。今、初めて知ったよ。ごめんね。君のことは覚えて無いみたい。」
その男の子は僕の言葉を聞いた瞬間ショックを受けたような顔をして部屋から出ていった。
「あ!待って!」
「みこちゃん。今はほっといてあげて。まだ、多分整理できてないと思うから。私の弟の椿よ。みこちゃんと同い年の子よ。仲良くしてあげてね。それじゃあ、私は帰るね。おばさん、悠、友もばいばい。」
「…わ、分かった。今日はありがと。」
悠・友「ねーちゃん、ばいばい。」
母「今日はありがとね。気を付けてね。」
あかりねぇは悲しい顔して部屋を出ていった。
「僕に何があったの?あかりねぇの弟の名前は?絶対に思い出して謝らなくちゃ。」
「何があったのかは椿くんに聞きなさい。椿くんっていうのはあかりちゃんの弟ね。」
そう言って母さんは僕の頭を撫でてくれた。
悠「今日はもう寝ときな。俺らは一度帰ってまた明日来るから。」
そう言って3人とも帰っていった。
椿くんのことを考えている間に寝てしまった。
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