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未緒の言葉
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数分後、俺は未緒の家の前に立っていた。
インターホンを押す手が震える。
ピンポン♪
ガチャッ…
未「……?………!!」
未緒は俺の姿を捉えた瞬間、目を見開いた。
緋「未緒、今度はちゃんと逃げないで聞いて欲しい」
未「…な、なに……」
緋「さっきの話だよ」
未「……さっきの話はもういい…! 緋奈斗の気持ちはもう、わかったから…」
緋「俺は、未緒が好き」
未「いい…」
緋「ずっと前から」
未「いらない…」
緋「未緒だけが」
未「聞きたくない…」
緋「大好きで…」
未「もう聞きたくないから…!」
緋「……未緒は、俺の事…嫌いなのか…」
未「そんなこと言ってない。 言っただろ、感謝してるって」
緋「じゃあ…」
未「もう…いい加減にしてよ…… これ以上、俺の心惑わさないで…」
緋「…え…?」
未「あっ…!」
未緒は驚いたように自分の口を抑えた。
緋「惑わすって……どーいう」
未「……とりあえず…俺は緋奈斗を好きにはならないから…」
それだけ言って、未緒はドアを閉めてしまった。
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