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「 お、巫女来てたのか。」
正太郎は白々しく、今起きましたと言わんばかりにそう巫女都に声を掛けた。
「...うん。よっちゃん、ママと出かけたから。...今日、泊まる」
「...ふーん。じゃあ、先に風呂入っちまうか!」
正太郎の言葉を聞き、巫女都は真っ赤な顔で頷き、「すぐ行くから先、行ってて?」と巫女都に言われた正太郎はそれに従った。
...部屋だと脱ぐ所から始めなきゃだけど、お風呂なら始めから裸だし。頑張ってみよ。
巫女都は風呂場へ行き深呼吸をすると、決心が鈍らないうちに早々に事を起こそうと、正太郎の背に凭れ掛かり声を掛けた。
「...しょ、正ちゃん。ボディーソープ取って...。」
「...シャンプーじゃ無くて?」
「...ボディーソープ。僕、家でお風呂入ってきたから...。」
ふーん。と言いながらボディーソープを手渡し、正太郎は暫し考えを巡らせる。
洗ってくれんのか? ハッ!?まさか泡踊りか!? ...巫女め、予想の斜め上を行くぜ。そんなんされたら即効出ちまうな。あぶねー、さっき抜いといて良かったー!グッバイ右手っ!またいずれっ!!
正太郎が期待に胸膨らませ待つと、巫女都から声を掛けられた。
「...正ちゃん、絶対こっち見ないでね...?」
「 おうよっ!!」
正太郎の返事を聞き、巫女都は覚悟を決めてボディーソープを手に出して正太郎の背に額を付けると、そっと自分の後孔に左手を持っていく。
「...ふっ...っ...」
待てど暮らせど期待する巫女の手が来ない事に、俺は頭にはてなを浮かべて正面の鏡を見るも、自分の背にすっぽり隠れちまってて巫女の姿は欠片も見えねぇ。
.....巫女、何やってんだ?
訝しげな顔で暫く様子を伺っていると、巫女が
ヒシッとしがみついてきた。
うひょー!! 遂に来たぁぁぁっ!!
「...正ちゃん、ごめんね。やっぱ出来ない...。後ろ、正ちゃんがするのと違って全然気持ちくない...。前でしてもいい...?」
「......ど、どうぞ。」
巫女に問われて一瞬考えてそう返事をしたもののの、良く意味が分からずにいる。
......後ろ?前?まさか...背中じゃ無くて前を泡踊りか!?願ったり叶ったりじゃねぇか!!
正太郎が盛大な勘違いをして待っていると、背後から艶かしい声がしてきて、背中に付けられた額から微かな振動が伝わって来た。
「.....ん、...っ...あ...っ...」
暫し様子を窺っていた正太郎は固まった。
おいおい、焦らし過ぎて自分でする事にしたのか!?マズい!!今迄の苦労が文字通り水の泡になっちまう!!
正太郎は約束を破り、クルッと振り向くと、巫女都の自慰をする左手をパシッと掴む。
「ちょっと待てっ!!.....何してんの?」
「...あ、....っ、...やっぱ...嫌だった...?」
「.......そりゃ嫌でしょ。」
正太郎の返答を聞いた巫女都は眉を下げて哀しそうな顔をすると、シャワーを手に取り身体を流しながら言う。
「.....そうだよね。正ちゃんが駄目なのに...ごめんね。...僕、先上がってるね。」
シャワーを戻して早々に風呂場を後にした巫女都に、正太郎は言い様のない焦燥を感じていた。
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