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「......巫女、俺らセックスレスみたいだ...。」
「 ぶっ!! あははははっ!!」
「 なっ!? 何言ってんの正ちゃん!?....結構頻繁にシテると思うけど.....。」
唐突にとんでも無い事を教室で普通に言う正太郎に智は爆笑し、巫女都は盛大に驚いて後半部分をゴニョゴニョと聴こえるか聴こえないか位の小さな声で返す。
「...一緒に暮らしてる夫婦とかカップルは、3日に一度はセックスしてねぇと、セックスレスなんだってよ。...だから俺らセックスレスだと思う...。」
「 なに情報だよ。3日に一度って週2じゃん。頻度高くね?」
智くんに電車の中刷り広告と正ちゃんが言うのをぼんやり聞きながら、僕は自分たちの性交渉の頻度を思い起こすも、2日と開けずしている事が殆どでやはりそれには当て嵌まらないと思う。
「...正ちゃん、僕たちは違うと思う...。週2より...もっとシテる...と思う...。」
顔を赤面させて言う巫女の言葉を聞いて、智が「お前は猿か」と突っ込んできたが、俺は凄え真剣に悩んでる。
「...いや、巫女結構禁欲とか言い出すし、骨折だなんだで出来ない日も多かったし、トータルして割ると平均値にいくかいかないかだ。」
「 ...凄げぇ、馬鹿な発想。」
智くんの言葉に僕は同感と返すと続ける。
「...大体、僕たち一緒に暮らしてないし、学生だよ?学生の本分は?」
「 友達作りと楽しい学校生活を送る事?」
「「 小学生かっ!! 」」
正太郎の返答に巫女都と智は揃って突っ込んだ。
「勉強!学生の本分は勉強です!!...もー、正ちゃんがそんなんじゃ、ベッドの中でも教科書開くからね!!」
巫女が脅しとして言った言葉を想像し、俺はにやりと笑う。
「...へぇ、やってみれば?巫女読めるかなぁ、教科書。これからはベッドの中で勉強教えて貰おうかなぁ。身になりそ。」
「う"っ、...た、例え話です!! ふぇーん、智くん、正ちゃんになんか言って!」
縋り付いて懇願する巫女ちゃんに俺は目を閉じて肩に手を置くと、ふるふる首を振る。えっろい地雷を踏んだぞ。もう無理だ。
「無理だ巫女ちゃん。諦めろ...。頑張って勉強教えてやれ...。」
「 ...そんなぁ。...正ちゃんやらないからね...?」
恐る恐る言う巫女を無視して言ってやる。あーもう想像すると堪らん。
「 あー、中間の成績めっちゃ上がるなぁ!今日から毎日頑張ろ。」
「 毎日っ!? 無理無理無理無理っ! 絶対に無理だからっ!!」
「夜の勉強に備えて寝よ」と、午前中の授業を殆んど睡眠学習に切り替えた正ちゃんを見て、これじゃ成績なんて上がる所か下がるだろうし、教師の評価に至ってはどん底だろうと危惧してた。
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