アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
145
-
「...あっ、正ちゃんっ...っ...んぁ、明日っ...体育ぅ...はぁ...ある...ねっ...ああっ...」
「...っ...ああ...、」
組み敷いた正太郎が丁寧に愛撫をしている時から、巫女都は琥太郎の言っていた会話の意味を履き違えたままこうして正太郎に話しかけている。
だが、既に挿入済みなのに巫女都がこうして関係の無い話をふって来る事に、正太郎は少々苛立ちを覚えていたが、巫女都はそれに気が付かずに必至に快感に抗い会話を続ける努力をしていた。
...もう、無理。母音以外の言葉紡ぐの限界っ!...ダメだ、それじゃ正ちゃんまた満足出来ない!相手を求める様な言葉、会話、感想。頑張れっ!
「...っは、...正ちゃんっ...マ、マラソンの時ぃ...ふぁっ!...いつも...んっ...手...引いてくれて...あっ...りがと...助かってぇ...るぅ...あっ...」
「...そりゃどうも、...つかいい加減集中してくんない?」
痺れを切らした正太郎がそう言うと巫女都は困った顔をして言う。
「...あっ、凄っい、...っ...集中してるっ!!」
...会話への集中足りないのかなぁ?...これ以上しゃべれないよ...もう限界かも...。正ちゃんに謝って勘弁して貰った方がいいのかなぁ...。
巫女都がほとほと困り果てていると、正太郎が律動を止めた。
「.........正ちゃん...?」
「...なんか違う事、考えてるだろ?」
「...だって...頭使わないと会話出来ない...やっぱり...上手に出来てなかった...?」
悲壮感を漂わせそう言う巫女都の言葉に正太郎は頭がはてなでいっぱいになる。
「...なんでやってる最中に会話すんだよ。んなの飄々とされたら自信無くすか不感症疑うわ。」
「 そうなの!?だって琥太ちゃんが...。...やっぱ人選ミスだった...。ごめんね、正ちゃん...。」
「...琥太郎?...巫女、あいつになに聞いたの...?」
正太郎の言葉に巫女都は諦めてぽつりぽつりと話し始めた。
「...あのね、正ちゃんが起きた時、僕にもっとやらしい事、言って欲しいって言ってたの聞いちゃって...、琥太ちゃんにどうすれば正ちゃんを満足させられるか聞きに言ったの...。」
「..いや、やらしさ欠片も無かったけど。それであいつはなんつってた?」
「...舌舐めずりして服脱いで、いっぱいシテって言ってから、最中に相手を求めてる様な言葉を会話や感想を交えて言えって。...あと、...否定的な言葉はダメって。」
「...へぇ。舌舐めずりして服脱げって、あいつ、本当碌な女と付き合ってねぇな...。」
正太郎の言葉を聞いて、巫女都はやはり人選ミスだったんだなと思い、盛大に後悔した。
「...やっぱ琥太ちゃんに聞いたの間違いだった...」
「...いやいや、巫女都さん。後半は俺のして欲しい事で大体合ってるけど、巫女が間違ってる。」
「...間違ってる?」
「相手を求める様な言葉とか会話って、普段の話しじゃなくて、セックスの最中の話しってこと。今されてる事の感想を言うんだよ。」
正太郎の言葉に巫女都はギョッとなり、一瞬目眩を感じたが、そんな巫女都に正太郎はにやりと笑うとその耳元で囁く。
「...後は実践交えて教えてやるよ。」
正太郎の言葉に巫女都はこの上なく赤面しながらも、兄弟揃って同じ様な事を言っているなと思っていた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
145 / 217