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「 やだー!!下着まで履き変える意味が分からないっ!!」
「 履き変えて無いのがバレて、ババァがこのスケスケ履くっつったらどうすんだっ!!!」
「 よっちゃんスレンダーだからきっと似合うよ。」
「 う"おぇぇぇぇぇっ!」
うっかり想像しちまって盛大に嘔吐いた俺は、ババァの履く物じゃねぇと無理矢理巫女にスケスケを履かせたが、出来上がったミニスカサンタは恐ろしい程可愛いらしかった。こいつはやべぇ。是が非でもプレゼントをもらいてぇ。
ごくりと生唾を飲み込んで凝視してくる正ちゃんに、僕はもの凄く危機感を覚えた。
...正ちゃんのあの目、嫌な予感しかしない...。
ドアの位置はあそこ、割れそうなものは...よし、無いな、
目だけでキョロキョロと周りを確認すると、やっぱり正ちゃんは覆い被さってきた。
「これは巫女が悪い!!ちょっとだけやらせろっ!!」
「なんでいっつも僕が悪いーのっっ!!!!
んっ!?」
予め確認しておいた空いてるスペースへと背負い投げようとしたけど、正ちゃんに踏ん張られて投げられない。
「甘めぇんだよっ!!目で確認してりゃ、俺だって素人じゃねぇんだ、投げらんねぇよっ!!」
「 う"ぅぅっ、じゃあ、離してっ!」
「 却下。」
巫女都の懇願をあっさり却下した正太郎はミニスカートを捲り尻朶を揉みだす。
どうしよ、どうしよ、このままじゃ正ちゃん、絶対止まんなくなっちゃうっ!!
慌てふためいた巫女都は、諦めて交換条件を出した。
「 正ちゃんっ、...後でゆっくりシタい。ねっ...?」
なんですとっ!?...まさかの巫女からのお誘い!...まぁ、確かに今は時間がねぇ。ここで無理矢理やって拗ねられたら2夜連続の精なる夜は夢と消えるな...。小太郎よお前の出番はお預けだ。
自分の性器に言い聞かせると正太郎は巫女都を解放した。
「今の言葉、忘れんなよ?」
「......わかった。」
肩を落とした巫女の手を引きリビングに戻ると歓声が上がったけど、琥太郎が凄え盛った顔してっから俺は警戒を怠らない。
「巫女都ぉ~、クリスマスプレゼントに一回やら....ぐぉっ!!」
「 美桜が居んだろが!!」
諸手を上げて巫女に飛び付こうとした琥太郎に龍にぃがボディブローを喰らわせた。マジでナイス。
ダイニングテーブルに、芳美と巫女都が作った料理とクリスマスケーキが並び、巫女都は沈んでいた気分が一気に浮上してワクワクしてる。
正太郎と琥太郎が巫女都を挟む位置で座り、向かいに大人3人が座って、お誕生席に座った美桜が、
一生懸命正太郎の皿に料理を取り分けるのを巫女都と龍二は目を合わせて苦笑していた。
「 はい、正太郎。あーん」
「 はいはい、あー。」
さっきまで嫉妬に駆られていたのが嘘の様に、微笑ましい気持ちでその光景を見られた僕は小首を傾げて考える。
...なんでさっきまで、あんな嫌だったんだろ?
...まいっか。
その理由が欲求不満だった事に巫女都が気付く筈もない。
「シャンパンからにする?」
その言葉に龍二と琥太郎は頷き、政虎は1人熱燗がいいと芳美に言う。
巫女都が注いでとリクエストされ、龍二のグラスにシャンパンを注ぐ為に立ち上がって前のめりになると、琥太郎はにやにや巫女都のスカート中身を見る為に摺り下がる。
「 パンツ見ぃ~えたっ!」
「 えっ!? もう!琥太ちゃん!!やめて!!」
「 オラッてめぇ!ざっけんなよっ!!」
赤面して怒る巫女都に構いもせず、尚もスカートを捲る琥太郎に正太郎はキレたが、それにもめげず琥太郎はへらへらした。
「 巫女都、俺にも取り分けてよ?」
悪びれもせずそう言った琥太郎にジト目を向けた巫女都は、琥太郎の箸と皿をパッと持ってキッチンへ行くと、代わりにボールを持ってきてそこに骨付きのクリスマスチキンを入れて琥太郎の目の前にドンッ!と置く。
「 はいっ!コタロウ、餌だよー」
「えー....、またですか...。」
「「 あはははははっ!!」」
琥太郎以外が盛大に笑うと、巫女都もつられて笑った。
「 正ちゃんっ楽しいね!はい、あーんっ!」
正太郎の皿のミニトマトを摘まむと、巫女都はその口に入れ、正太郎がお礼に頭を撫でると巫女都は綺麗に微笑んだ。
「 俺、全然楽しくないっ!せめて箸だけ頂戴よ~」
「 巫女ちゃんずるいっ!正太郎、美桜のトマトのが美味しいよ?はい、あーん」
賑やかなクリスマスはまだ幕を開けたばかりだ。
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