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巫女都は佐倉家のリビングのソファーで身体を丸めてぐったりしている。宣言通り説教と称して巫女都の身体に教え込んだ正太郎は、真夜中まで巫女都を好きにした。体力的に限界を迎えた巫女都が、もう無理っ!と言うのを聞き、正太郎は漸く巫女都を離したが、起きたらまたすると言うのを聞いた巫女都は、それに怯えて正太郎が寝るのを待ってリビングに降りて今に至る。
「......寒い。」
コートをかけて横になっていたけど、暖房を入れて無い部屋は寒くて寝付けずにいたら、リビングのドアが開いたから僕はビクッとしながらそちらを向く。
「...はぁ、なんだ龍ちゃんか、」
「...なんだとはなんだ。しかもこんな所でなにやってんだお前?...寒いだろ」
腕を擦りながら言う龍ちゃんの言葉に僕は苦笑する。
「...寒いけど...正ちゃんの隣で寝るの、...身の危険を感じるから。」
「 あー、...正論かもな。じゃあ俺の部屋で寝ろ。暖房入れっから。」
その申し出に巫女都は暫し考えたが、それはそれで後々危ないと龍二に断り、やはり正太郎の部屋に戻る事にした。
部屋に戻って直ぐベッドに入ると、正ちゃんがいつも通り絡まって来て、僕はそれにくすくす笑うとその背中を抱き締める。
「 冷てっ」
「 あっ!...ごめんっ、」
背中に回した手が直に素肌に触れ、その余りの冷たさに正太郎はビクッと身体を強張らせた。
「...んでこんなどこもかしこも冷てぇんだよ?」
身体を擦りながら言う正ちゃんの言葉に、僕は目を右往左往させる。
その様子をみて俺はジト目を向ける。巫女のこの顔は疚しい事がある時の顔だ。
「巫女~、んでこんな冷たくなってんのか白状しろ!」
「...う"~、...リビングに居た。」
「はぁ~っ!?...んで、リビングなんかに居たんだよ?」
「...だって、正ちゃんが起きたらまたするとか言うから~っ、」
その返答を聞いた俺は、一層巫女都の身体に体温を分け与える様に囲い込む。
「...バカかお前は。風邪引くだろうが。」
「 ふふ、正ちゃん温かい。」
正ちゃんの身体にしがみつき、体温を分け与えて貰っていると、身体が温まるに連れ擦ってくれてる正ちゃんの手に、時折僕ははぁと息を吐いていた。昨晩のエッチで敏感になった身体が正ちゃんの擦る手に小さな快感を拾ってるみたいで、居た堪れなくる。
「.....もう、温かくなったから...大丈夫....。」
自分の身体の変化を悟られたく無くて、少し身体を離しながら言った僕に、正ちゃんは訝しげな目を向けてきた。
「...まだ、冷てぇだろうが」
「....あっ、...っ...」
言いながら脇腹を擦る正ちゃんの手に思わず声が漏れちゃって、僕は慌てて口を抑えたけど、それを見た正ちゃんがにやりとしたから終わったと思う。
「...へぇ。温まったからじゃ無くて、気持ちよくなっちゃうから触らないでって事?」
と正ちゃんは殊更いやらしく身体を撫でてきたから慌てる。
「...あっ...っ...正ちゃんっ...しないでっ!」
「シテの間違いじゃねぇの?やらしー。勃ってるよ?」
正ちゃんの言葉に赤面した僕は自分の卑猥さに困惑した。
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