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自重を頭に刻み付けた筈だった。けれど三歩歩けば忘れると言われる鶏よりも尚悪く、正太郎は一歩も歩いてはいないがもう自重などという言葉はすっかり何処かへ消え失せてる。
性器を挿入したら、修学旅行中の禁欲と巫女都の腸壁の具合の良さに自重のじの字も無い程あっという間に夢中になり、その身体を貪った。
一度、中に精を放ったものの飽き足らず、貪欲に中を穿つ正太郎に巫女都は既に精子すら出ない程イかされ、先程とは真逆の願いを口にしてる。
「...正ちゃんっ...も、イキたく無いっ...ああっ...苦しっ」
イかされ続けた身体が痙攣を繰り返し、嬉々としてその快感を拾いに拾っていた。だけど、達せられない苦しさとは違い、早音を打つ鼓動や息苦しさが、まるで全力疾走を続けているかの様で、その終わりの無い快楽に僕の心臓は悲鳴を上げてる。
正ちゃんを投げ飛ばして逃げようかとも思ったけど、投げる事はおろか、脚を掛ける事さえ叶わない程、身体が重怠くてもう自由は奪われていた。
「 イキてぇとか、イキたくねぇとか巫女は意外と我儘だよなっ、」
「...あ、あ、だって、も、...苦しいっ...ふぁっ...」
「...こんなにここ、甘やかしてやってるだろ?泡立つ程ぐずぐずになって咥え込んでんぞ?」
ストロークを長く深くし、わざと後孔の様子を教えてやりゃ、巫女はビッくんビッくん身体を跳ねさせてイッて、絶頂で馬鹿になった後孔がまだ欲しいってねだる様に蠕動してた。
「...そこ、...じゃなくて、僕自身を...甘やかしてっ!」
「ここも巫女自身だろ。巫女が俺を好きで甘くなんのと一緒で、俺も巫女が好きだから嫌って程、してぇ。」
荒い息で言った巫女に俺はにっと笑って本音をふつける。
その屈託の無い笑顔に僕は諦めにも似た感情で、重怠い腕を正ちゃんの首に回した。
「...ズルいよ。そう言われたら、いいよって言うしか無いじゃん...。」
「はは、俺を好きな巫女が悪りぃ。諦めて感じてろ!」
律動を開始した正ちゃんに僕は必至にしがみ付く。揺さぶられ、絶頂に向けて登り詰める身体が恨めしい程快感を拾って、僕はもう掠れた声で殆んど母音を発するだけだ。
「...あ、あ、あ、...っ...」
「...凄げぇ締まってるっ、まだ離したくねぇってよ。」
「やぁっ!....ああっ...」
正ちゃんの言葉を否定する事すら出来ず、身体が跳ねる。
俺はシーツを滑る巫女の脚を抱え上げると、自分の高みを目指して奥深くを突き続けた。ギシギシと軋むスプリングの音や、巫女の乱れた息づかい、そのどれもが俺の加虐心を煽るのに十分なもので、狂愛にも似た感情に俺は巫女を壊しちまうかもって臆したりもするけど、強固な巫女ならどんな自分でも好きでいてくれると信じ、欲望のままに動いた。
「...正ちゃんっ...好きっ!」
心を読んだようなタイミングで発せられたその言葉に、俺は堪らず後孔の奥深くへ白濁を注いだ。
ほらな、思った通り、やっぱどんな俺でも巫女は好きだって言ってくれる。
いつも通り正太郎がその唇へ啄むだけのキスを落とすと、巫女都が虚ろな顔で言う。
「...今度こそ、僕自身を...甘やかして、お願い聞いて...?」
「.......なに? 」
「...動けそうも、無いから、よっちゃん、帰って来る前に、お風呂入れて。」
荒い息を吐きながら笑う巫女の髪を撫でて俺は笑った。
「 甘え過ぎじゃね?」
「 正ちゃんには言われたく無い。」
二人で笑い合うと正太郎は貰った生チョコを巫女都の口に放り込んだ。
「 いっぱい動いたから甘いもん取っとけ。」
「...いっぱい動いたの正ちゃんじゃん...。僕はされるがままだよ...。」
拗ねた様に言いチョコを頬張る巫女都の後孔をトンっと突つきながら正太郎は言う。
「 じゃ、こっちの口に食わせるか。良く動いてたから!」
「 正ちゃんっ!! 」
この言葉には流石の巫女都も顔を真っ赤にして怒った。
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