アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
〜紅 side〜
-
…………おもしろくない。ほんとおもしろくない。
悠とご飯食べれるから楽しみにしてたのにさ。
あいつ、悠と2人で食べたいって言い出すし。
てか、誰だよ あいつ?
「ねぇ、会長。あいつ誰? 上級生だよね?」
抹茶アイスを食べながら、同席している会長に聞く。
「俺もよく知らねーんだよ。俺が聞きたいくらいだ。」
「どういうこと?」
「情報が少ないんだよ。生徒に関する情報が。わかるのは、3年だってことと、時雨っていう名前だけだ。」
「名字は?」
「明記されていない。先生は誰ひとりとして知らないから、理事長しか知らねーんじゃねーの?」
………なんだそりゃ。
「あぁー……、せっかく悠と食べれると思ったのに、会長たちは着いてくるし。」
「隼人は悪くありません!私が神崎くんに用があっただけです!」
「あぁ、そーだったね……。で、悠はどうするのかな??」
「まぁ、悠が決めるだろ。」
多分、悠は断る…と思う。いや、断ってほしい。
告白とかもされないでほしい。
悠に好きだって言いたいし、抱きしめたい。
俺だけのものにしたい。
………俺、こんなに独占欲強かったっけ??
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
24 / 46