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よくわからないけど焦った
何に焦ったかはわからないけどとにかく焦った
「でも、綺麗に食べてくれる奴は始めてだな・・・・」
綺麗と言うのは、例えばご飯とかね
男って、茶碗にご飯粒とか残っていても気にしない奴が多かったし
美味しいって言われたのもはじめてかも
今まで俺が料理を作ってもただ食べるだけで美味しいなんていう奴はひとりも居なかった
逆に男が料理?とかよく笑われたしね
「ふぅ・・・・・気持ちよかった」
バスルームから出ると、バスタオルとバスローブが置かれていた
着ろと言う事かな?
で、でも・・・・・着た事がないから恥ずかしいけど汚れた服を着る気にもなれないし
「着るしかないか」
用意されていたバスローブは少し大きくて、手が隠れてしまう
でも、何となく気持ちいい
リビングに戻り、ソファーに腰掛けている胡月に言った
「シャワーありがとう」
「ああ、飲むか?」
「ん?」
「ワインだけど」
「じゃ、何か作るよ」
「えっ?」
「すぐに出来るから待ってて」
そのまま冷蔵庫を開けて、チーズとハムときゅうりを取り出し、綺麗に盛り付けた
「どうぞ」
「ありがとう」
「赤でいい?」
「ああ」
グラスに注がれたワインはとても綺麗な真紅色
「いただきます」
「どうぞ」
一口飲んで、驚いた
「美味しい!」
「よかった」
「やっぱり、1本700円のワインとは違うね」
「そうか」
「ほら、ちゃんと食べろ」
「えっ?」
「あーんだあーん!」
「・・・・・・ああ」
お酒を飲む時はちゃんと食べないとね
でも、久しぶりに飲んだから少し酔ったかも
「ふう・・・・・気持ちいい」
「大丈夫か?」
「へーきへーき!大丈夫~」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「明日なんて来なければいいのに・・・・・なんてね」
「どうして?」
「どうして・・・・どうしてかな・・・・ここのキッチンが好きだから」
「えっ?」
「すごく丁寧に使われてたんだろうなって・・・・・お母さん、料理上手だったでしょ?」
「ああ」
「だと思った」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・て言うのは嘘じゃないけど嘘・・・・」
「そうか」
「何をしても上手く行かない時にいつも考えてた・・・・いつかは上手く行くはずだって・・・でも無理だよね・・・・恋愛もそう・・・・・・俺、不器用すぎだから」
やばい
何言ってるんだ俺は
でも、とまらない
「やはりお前は護られている方がいいんだよ」
「誰に?そんな人いないし」
「俺」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・えっ?」
「相変わらずの返しだな」
「いや、だって・・・・あれ・・・・酔ってるのかな」
「じゃ、これからする事も酔っていた事にしろ」
「えっ・・・なっ・・・・んんっ」
嘘・・・・・
キスされてる
しかも上手い
どうしよう・・・・・・どうしよう
頭がぐるぐるする
「あ、あの・・・・・」
「俺は嘘はつかない・・・・護ると言ったんだ」
「でも・・・・俺男」
「知ってる」
「えと・・・・」
「嫌なら止めるけど」
「えっと・・・・・・だから・・・・経験とかないし」
「そんなの必要ない」
「ひゃ!」
嘘・・・・だ
体に触れられただけで声が
「体は正直だな」
「し、仕方ないだろ・・・・・そんな触り方されれば・・・ああっ・・・っ」
嘘・・・・・・
脱がされてるし
しかもバスローブの下は裸
「ああっ・・・そこはっ・・・・っ」
「まだイカせない」
「ああっ・・・っ・・・・・ひっ!」
「最後に聞く・・・・・俺に護られろ」
「・・・・・・・・・・・でも」
「嫌ならこれ以上は何もしない」
「・・・・・だって、さっき会ったばかりだし」
「俺は一目でお前が好きになった」
「えっ・・・・・うん」
俺もそう
ベンチから立ち上がった瞬間から気になっていた
でも、男同士だから・・・・・
「恋愛に男も女も関係ないだろ,それにお前は少々強引に行かなければムリだと思った」
「そう・・・・だな」
長い髪が頬に触れる
そっか・・・・・この腕に護られるのなら幸せかも
「うん・・・・・俺も好き」
「よかった」
出会いは数時間前
でも、そんなのはどうでもいい
「んっ・・っ・・・・・はふっ・・・・っ」
舌を絡めながら俺は夢中で背中にしがみついた
「少し我慢な」
「へっ?・・・・・いっ・・・」
指?
まさかそんなところに入れる・・・・・
って、そこしかないよな
「怖い」
「大丈夫」
指の本数が増えるたびに、しがみついた
でも、舌で胸元を弄ばれて痛みも薄れた
「ああっ・・・っ・・・・っあ・・・・」
「最初だけ我慢しろ」
「ん・・・・・・」
激しく舌を絡めながら、指とは違う何かが入り込んだ
「いたっ!!いたいっ・・・・っ」
「逃げるな」
「無理っ・・・・・痛くて死にそう」
「感じてから死ねばいい」
「んっ・・・くっ・・・・ああっ・・・・あっ」
「そうだ、力を抜いて俺を見ろ」
「んっ・・・・ああっ・・・っ・・・あっ、ああっ・・・」
すごく痛いのに感じるなんてどうしたんだ俺の体
「そろそろイカせてやるよ」
「んっ・・・ああっ!・・・・っく・・・あっ・・・ああっ」
そのまま抱きしめられて、深く入り込んだ
もう何が何だかわからないけどひとつだけわかった
俺はもう完全にこいつの腕の中だと言う事だ
それもいいなんて思ってしまった
そして激しく攻められて、俺はそのまま気を失った
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