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結局、押し切られたような感じだけど今更学校に戻っても仕方が無い
こうなったらこの豪華な部屋を満喫しよう・・・・・多分無理だけど
でも、バスルームも凄いな
薔薇の花びらとか浮いてるし、大きなガラス張りの窓から景色が一望できる
「あっ、学校が見える・・・と言う事は家も見えるかな」
高い場所に来ると何となくテンションが上がるのは気のせいにしておこう
「あ~~~、どうしよう」
今日の客は変態だけど金払いはよかったんだよな
まぁ、多少体に傷は残るけどしばらく仕事をしなくて済むと思ってたのに
「翔、大丈夫ですか?」
「うん」
「のぼせないようにして下さいね」
「わかった」
優しい人・・・・・なんだよな
顔もタイプだし
でも、俺なんか相手にするわけないか
さっきのはリップサービスってやつだろう
でも、そろそろ出たほうがいいよね
「・・・・・・・・・・・って、まじかよ」
制服がない
その代わりになんかバスローブみたいなのが置いてある
もしかしてこれを着ろって事?
ドアを少しだけ開けて尋ねた
「制服は?」
「汚れていたので今クリーニングに」
「えっ」
「そんなに時間はかからないかと」
「・・・・・・・・・・・・ん」
と言う事はやっぱりこれを着ろと言う事か
裸よりマシだけど、何だか恥ずかしい
「何か飲まれますか?」
「いい」
「やはり少し大きいですね」
「いいよ」
「そんなに警戒しなくても何もしませんよ」
「警戒はしてないけど」
このまま待つ時間も苦痛かも
話も合わないと思うし
「髪を乾かしましょう」
「いいよ」
「いけません、風邪をひきます」
「勝手にしたら?」
「はい」
ホントに乾かしてるし
でも、気持ちいいかも
「綺麗な髪ですね」
「普通だけど」
「柔らかくてキラキラした髪です」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
そんな風に褒められた事がないから少し照れくさい
「肌もとても滑らかで綺麗です」
「・・・・・・・んっ」
肩をなでられただけなのに何だこれ
すごく感じるって・・・・・・欲求不満じゃないのに何でだ?
「そんな顔をしないで下さいね」
「誰がさせてるんだよ」
「もっとして欲しいですか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
普通なら逃げる場面なのに何で動かないんだ俺
「無言が返事と言う事ですね」
「・・・・・・・・・・・・・いちいちうるさいな」
「はい」
そのままバスローブを脱がされてベッドに連れて行かれた
どうしよう
すごく恥ずかしい
「綺麗な体なのにこんなに傷をつけて」
「いじめたくなる体らしいよ」
「・・・・・・・・・・・・・・・後で殺す」
「ん?何か言った?」
「いえ、何も」
「空耳か」
「そうですね」
やばい
やっぱりドキドキする
どうしたんだ俺
「・・・・・和海、俺は何をしたらいい?」
「何も」
「えっ?」
「何もしなくてもいいです」
「うん」
ベッドの軋む音が妙に響く
でもその音もすぐに消えてしまった
「ああっ・・・和海っ・・・そこばかりっ・・・・もう」
「可愛い」
「んっっ・・・・・っ・・・・・」
絡み付けた舌から唾液が流れ込んでくる
それを飲み干し、顔を見つめた
「翔」
「ん?」
「ここから先は貴方から求めて下さい」
「えっ?」
「嫌ならここまでです」
そんな・・・・・・
嫌というより、もっと和海を感じたい
もっと知りたい
繋いだ手を離したくない
「和海・・・・・俺を壊して・・・・何も考えられなくなる程激しく・・・・・和海が・・・・・欲しい」
「はい、お望みどおりに」
そう言い終わると同時に、深く和海が入り込んできた
「ああっ!!・・・・っん・・・あっああっ・・・・」
「翔」
「どうしよう・・・・・すごく・・・・気持ちいい」
気持ちいいなんて思った事なんてなかった
いつも苦痛の中にいた
だけど、今は違う
どうして・・・・・こんなに
そっか
この腕の中はやはりすごく安心出来るからだ
「そんなに動いたら私が・・・・・」
「もっとして・・・・・もっと」
「はい」
何度イカされたかなんてわからない
体が求めるのを止めるまで和海は俺を抱きしめてくれた
「・・・・・・・・・・・・どうしよう俺」
「どうしました?」
「和海の事が・・・・好きみたい」
「私は最初から好きでしたよ・・・・・好きでもない人の為に仕事を休んだりしません」
「えっ・・・・・」
「私の家に来て一緒に暮らしましょう、絶対幸せにします」
「でも」
「嫌ですか?」
「そうじゃないけど」
「きっと繭ともすぐ仲良くなれるはずです」
うっ・・・・・
そうだった
でも、きっと仲良くなれるよね
「そうしましょう」
「うん」
こうして俺は和海の屋敷に引越しをした
そして・・・・・・・
「翔、一緒に寝る」
「オッケー」
「えっ・・・・」
「和海は一人で寝て」
「・・・・・・・・・・・繭、私はもう一週間一人です」
繭は俺にべったりで、寝るときも一緒だった
和海との関係は知ってるみたいだけどね
「行こう、翔」
「うん」
何だか不思議な生活だけど、俺は幸せだ
幸せってさ、ふと感じるものなんだと思った
そんな事を考えながら、繭の手をつないで微笑んだ
ー完ー
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