アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
ー意地悪ー
-
和海の野郎・・・・・
最近、恋人が出来てからあいつはおかしい
たまには休暇を取れと言ってほぼ強制的に海外に行かされた
そんなに俺に居て欲しくないのか?
「はぁ・・・・・」
空港を出て、タクシーに乗りホテルの名前が書かれたメモを渡した
そもそも飛行機が嫌いだから海外には行かなかったのに嫌がらせのつもりなのか?
ぼけるにはまだ早いと思うが今更ぼやいても仕方が無い
「お客さん日本人ですか?いい子を紹介しますよ」
「マジでいい子がいるんですよ~!チャイニーズもいますけど、どうせなら金髪のナイスバディーがいいですよね?」
疲れる
ニヤニヤしながらミラー越しに俺を見て一人で話していた
日本人イコールエロ魔人とでも思っているのか?
面倒臭いので無視をする事にした
「マジかよ、英語わかんねーのかよ?」
「しょうがねぇな・・・・・」
漸くホテルに着き、ポケットからチップを取り出し渡した
「えっ・・・・・」
ポケットには100ドル札しか入っていなかったらしい
まぁ・・・・いいか
大体チップとか日本の習慣には無い物だし、正直面倒臭いし、ついでに言わせて貰えば機内でも死にそうだった
微妙に揺れるし、眠れないし、当然食事なんて食べれるわけも無く・・・・そもそもああ言う空間は苦手なんだ
エレベーターだって嫌いなのは知ってるはずなのに
「やはり嫌がらせか?」
和海ならやりかねないが、まぁ・・・・好意として受け取っておこう
ホテルの部屋も和海が用意してくれていた
ボーイにも100ドル札を渡してそのままベッドに向かい仮眠をとる事にした
「・・・・・・・・・・・あのボーイも変な顔をしていたが、100ドルでは少ないのか?」
起きたらどうしよう
休暇中、ずっと部屋に居る訳にも行かないしな
これと言って行きたい所もないし・・・・・・
とにかく、目が覚めたら考えよう
今はただ眠い
やはり睡眠は揺れないベッドに限るな
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
22 / 42