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薄暗い路地裏ばかりがマフィアのアジトとか限らない
そう言うのは昔の話で、今は立派なビルに巣を張ってる
「へぇ・・・随分お金を儲けてるんだ」
「みたいですね」
「でも、動くのは下の人間ばかりで、至福を肥やしブタになるのは上の人間・・・やってられないね」
「マフィアばかりとは限りませんが」
「だなー」
大きなビルの前に立ち、見張りの立つ厳重な入り口を見つめた
「んじゃ、行くよ」
普通の人間なら入り口で捕まって殺されてしまう
しかし・・・・・・
「遅いよ」
「すみません」
翔が通った道には綺麗な赤い絨毯
一瞬で突き刺して殺したらしい
まぁ、死んでもいい奴らだと判断したんだろう
翔は誰でもむやみに殺したりはしない
それが本能的にわかるらしいから頭が下がる
「ここにいる連中は地獄行きだから」
「はい」
今回の翔の判断は死
こいつらが呼吸をしていられるのは後何分?
「ゴキブリみたいにワサワサと」
「それ以下でしょう」
「かもね」
立派なのはビルだけで、中にいる連中は最悪だ
一応防弾ガラスのようだが俺達にはどうでもいい
能無しの連中は我先にとライフルや拳銃で撃ちまくる
仲間も流れ弾をかなり食らっているみたいだ
こんな所で手柄を立てるぐらいなら命を大切にすればいいものを
「疲れちゃうな・・・・・そう思わない?」
「そうですね」
その言葉の意味はすぐに理解出来た
要するにさっさと始末しろと言う事だ
「では、これで」
「いいねー」
小さな爆弾だが効果はかなりのものだ
俺が作ったから間違いないだろう
「翔、壁際へ」
「うん」
投げて数秒後、ものすごい爆風で壁に穴が開いてしまった
「丁度いいね」
「ですね」
この騒ぎを聞きつけてまた雑魚がやって来た
本当に暇人だな
「一度しか言わないからよく聞いてー!・・・・死にたくない奴は手を上げてー」
「死ぬのはお前だ!」
「せっかくチャンスをあげたのに馬鹿な奴ら・・・」
翔はまるでダンスを踊るように、飛んで来る弾を避け続けた
「な、なんだ貴様・・・・・人間なのか?」
「当たり前だ、失礼な奴らだな」
そう言いながらポケットからナイフを取り出し急所を外さすに全員刺し殺した
「このナイフ、高かったのにな」
「また買っておきますね」
「うん」
雑魚は全て排除したらしい
静まり返った廊下を見つめ、そのまままた歩き出した
「やっぱりさ、ボスとかってのは一番奥の部屋かな」
「どうでしょうね」
「一応逃げ場は潰しておいてね、屋上にヘリポートあったし」
「そちらは先ほど」
「さすがー」
「何もやる事がありませんでしたので」
「あはっ」
これで逃げ場はない
全て潰してこの廊下しか逃げ道はないだろう
そのまま一番奥の部屋の前に立ち、ドアを開けた
わかっていたが、弾の無駄遣いだな
「俺はボスに用事があるからこいつらはよろしく」
そう言って翔は更に奥へと進んで行った
「とりあえずお尋ねします・・・死にたくない方は挙手を」
「ふざけんな!!」
まぁ・・・・・暇潰しぐらいにはなりそうだ
試したい銃もあるし、スーツは余り汚したくない
翔が部屋に入ったのを確認して、ジャケットを脱ぎ上へ放り投げたと同時に雑魚を全員撃ち殺した
「穴が開かなくてよかった」
落ちてきたジャケットを片手で取り、袖を通しながら死体の転がる廊下を歩き、翔が向かった部屋のドアを開けた
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