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見ちゃいけないもの
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「あ、ごめん。びっくりした?」
「ん…へぇーき」
イスに座らせたちよにシャワーをかけると身体がビクッと震えた。
ふわふわだった髪がぺちゃんこになり、シャンプーをする。
くしゅくしゅと泡を揉み込むと気持ちがいいのか、こっくりこっくりしてきた。
「おーぃ、寝るなよー。怒るぞー」
「んんー。…」
その生返事に更なる危機感を抱きさっさと洗う流す。
「ちよー?起きてる?」
「ぅーん。」
何とか身体も洗い、バスタオルで拭き、近くにあったパジャマに袖を通したところで、
かくんっ、と力がなくなり、胸に寄りかかった状態になった。
「あっぶね、ギリセーフ」
パジャマさえ着せてしまえば後はベッドまで運ぶだけだ。
自分は身体をまだ洗っていなかったので、腰にタオルを巻いただけの状態で、ちよをベッドまで横抱きに連れて行く。
とさっ、と落としたちよは、「ぅんっ」と身じろぎ自分の安定するように寝返りをうった。
布団を掛けてやると安心したように、すぅーっと寝息が聞こえるようになった。
「さて…」
風呂に入ったあと、何を着ればいいのだろうか。
自分のスーツはちよのお陰で洗濯行き。
その間何を…
目の前にあったクローゼットになにかあるかもしれないと、ちょっと悪い気はしたが開けてみる。
「……………」
静かに閉める。
(ど、…どうしよう。見ちゃいけないモノを見ちゃった)
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