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諦めない宣言
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俺は、横から逃げようと動こうとするが
「逃げるなよ」
すぐに、忍が逃げ道を塞ぐように片手を壁につく
「お、おい...!どけよ!」
「どかない」
「なんで!?」
「だって、俊逃げるだろ?昼間の話したかったのに...」
「なんで今なんだよ!?」
「おばさんとおじさんが居ねぇし、学校は邪魔がはいんだろ?だから、今しかねぇんだ」
「お前の自分勝手にきめんなよ!こっちにだって心の準備がいるんだよ!」
「じゃあ、今しろよ」
「無理だって!」
「だったらここを動かない」
「んなっ!?」
そんなこと言われたら余計に出来ねぇっつの!
俺は内心焦りながら、忍が諦めてくれるのを待ったが、諦めてくれないのだろう。真剣な眼差しでずっと見てくる。俺は覚悟を決めて忍に向き合った
「忍、俺はお前とは付き合えない」
「!?」
「気持ちは、嬉しいけど俺もお前も男だし...」
「でもあきらめねぇよ?」
「は?」
断ったにも関わらず、あきらめない宣言をした忍に思わず呆気にとられる
「覚えとけ、俺はお前を諦めない。絶対に手に入れてみせる」
忍は俺からゆっくり離れると、俺の額にキスをして部屋から出ていった
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