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ふざけんな!(忍side)
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ガラガラガラ…
「ありがとうございました、失礼します」
俺達は、学校についてから職員室へとダッシュで向かい、ノエルの担任から携帯番号を教えてもらった
ただ、なんやかんや聞かれて大変だったが…
「さて、じゃあ電話かけるか…」
「早く俊先輩を救わないとっすっからね…」
一呼吸し、素早く画面をタップして電話をかける
『もしもーし?』
出た…あの忌々しい声…
少し思い出すだけで、イライラしてくる
「ノエル!てめぇ、俊をどこやった!」
かなりの大声で怒鳴ったからか、少し間が空いた。きっと耳がキーンとしたんだろう…ざまぁみやがれ…
しかし、そんなのは一瞬ですぐにまたおちゃらけたような感じで話をしてくる
『やぁ、忍君!誰からこの番号聞いたのカナ?』
本気で携帯を投げようかってくらいにムカついたが、とりあえず相手に聞こえるように舌打ちをする
「誰が言うか!さっさと俊を返せ!」
『言わないんだったら、俊に酷いことするよ?それでもいいの?』
完全に脅迫じゃねぇか…
こんなクソみたいな奴に聞かれたことを素直に教えるなんて正直いって死んでも嫌だ。でも、こんなくだらねぇことで俊を危険に晒すわけにはいかねぇ…
「...学校で教えてもらった、これでいいか!」
『ふーん...忍君もいるの?』
いちいち、聞くなよ!めんどくせぇ…!
「ったりめぇだろ!もう連れてこなくていいから場所教えろ!迎えに行くついでにお前をぶん殴る!」
いーかげんに、真も俺も我慢の限界だった
何回もめんどくさい質問繰り返して、時間稼ぎみたいなことして…
『へぇー...いいよ?教えたげる...』
まさかの一言に少しびっくりはしたが、俊をすぐに取り返しにいけると思えばありがたいことだった
が………
『でも、今から一時間以内に教えた場所に来るんだよ?じゃないと...』
「じゃないと?」
『俊、貰うね?』
「なっ!?ざけん」
ピッ
まだ、了解もしていないというのに電話をきられてしまった…
アイツはなんて言った…?一時間以内に来ないと俊をもらう…?
その一分後、知らないメルアドから住所が送られてきた。きっと、ノエルからだ…
ふざけやがって…!
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